こんにちは、葛貫です。
genngorouさん、「人と神とウンコ」読ませて戴きました。
私は、神というと、祈ったり、問いかけたりせずにいられない時に
対象となる、全てと共にあり、全てを観てきた存在、というような
イメージを持っています。
祈りも、問いかけも、その果ては、
God
grant me the serenity
to accept the things I cannot change,
the courage to change the things I can,
and the wisdom to distinguish the one from the other.
- Niebuhr, Reinhold
神様、自分では変えられないことを受け容れる平静さと、
自分で変えられることを変える勇気と、
そして、その違いがわかるだけの知恵をお与えください。
というラインホールド・ニーバーの祈りに行き着くのではないか、
科学は、“the wisdom to distinguish the one from the other”
の一助となり得るもので、祈りたい気持ちと対立するものではない
ように思われます。
神が、実際に、いようが、いまいが、祈らずにはいられない、
祈っても、問いかけても、これが、永遠、不変、絶対的な正解だよ、
という保証付きの答えは返ってこないし、何の保障も得られやしな
いだろうな、とわかっていても、否、わかっているからこそ、祈ら
ずにはいられない時もあるだろうなと思います。
先日、林に囲まれ、灯がほとんどない山の上の田んぼに蛍を見に行
ったのですが、曇っていたせいか、薄ぼんやりと空が明るく、闇と
はほど遠い感じでした。足元から舞い立つ蛍が、星空に混ざり込ん
でいくようだった、と娘が言っていた豪勢な風景には出会えなかっ
たのですが、こんなに遠くからでも見えるんだとびっくりするほど
鮮やかに草の葉にとまった蛍が光っていました。
明日の夜から
“夏至の消灯”に参加続々 エネルギー考える官民企画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040616-00000001-kyodo-soci
という企画があるんですね。
今・ここで対処すべき日常的な問題から、投票という形で意思表示
することになる大きな問題まで、自分なりに考え、結論を出し、選
んでいかなければならないことが山積している。
数時間でも、テレビを消し、ＰＣを消して、ニーバーの祈りと共に、
過ごしてみようと思っています。
では。
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