[BlueSky:05921] Re: 子供のインターネット教育


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Tue, 08 Jun 2004 11:22:56 +0900

大杉さん、お久し振りです、葛貫です。
 今年は、蛍を見られそうですか(^^)?

大杉さんwrote:
> >そういう行為への抵抗感をなくすのに、インターネットやTV、TVゲーム
> >が一役かっているのではないでしょうか。


> そういう事実認識を踏まえた上でですが、この仮説の可能性も検討して
> おくことは重要だとは思います。
> ただそれは、家庭環境や友人関係などそれ以外の影響も含めた全体的な
> 影響要因の中でインターネットがどの程度の割合を占めるのか、という
> 形で示されるべきです。

4月にこんな記事をみかけました。
「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険」、小児科学会が緊急提言
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/300740

このような研究の一例ですが、
“子どもに良い放送”プロジェクトが発足
〜メディアと子どもの発達に関する調査研究〜
http://www.nhk.or.jp/bunken/nl/n041-n.html
********
首もすわらない赤ちゃんのころからテレビなどの映像メディアに囲
まれて生きる現代の子どもたち。その子どもたちは、実際に映像
メディアからどのような影響を受けて育つのか。また、子どもの発
達にもたらす効果はどのようなものか。そこに親や大人がどのよう
に関われるのか。こんなことを大規模な範囲で、10数年にわたって
科学的に追跡調査・研究するプロジェクトが、NHKと共同研究者に
よって発足しました。 この調査は、平成14年度に生まれる子ども
1,000人と、この年度で3歳、6歳、9歳、12歳になる各100人の、
合計1,400名の子どもたちを対象にして行われます(予定)。子ど
もひとり一人に対して、教育学、心理学、小児医学、大脳生理学な
どさまざまな角度から調査されることになります。この研究は単年
度のみではなく、その後も子どもたちの成育に合わせて、毎年定期
的に追跡調査されます。・・・・後略
********
というような調査をNHKがはじめているようです。

現実で起こっていることに対応するための知見が少な過ぎる。
平成14年から10数年にわたるという様々な視点からの調査結果を待
ってから対応するというわけにはいかないのが苦しいところですね。

小宮さんwrote:
> 同時に、少数派とはいえ、社会に適合できないような子供たちが
> 増えていることも事実と思っています。
> http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/12/011231/011231e.htm#1
> (今回の事件とは関係ないでしょうが)なにか子供たちに
> ストレスを与える要因があると思われます。

このことは、とても気になりました。

「友に気をつかいストレス」小6の8割 小学生アンケート
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200406070132.html

自分の子供を見ていても、特に女の子は、この傾向が強いように感
じられます。

「社会に適合している児童像」というのは、どの程度の幅を持って
いるのでしょう。
この子は「重い」と言われて気に病んだようですが、この年代が
想い描いている理想のプロポーションって、アニメの登場人物に
近いような気がするんですけれど・・・。
どこかで、つき合いきれないわ、と吹っ切ってしまえればいいので
しょうけれど。

今回、加害者は、自分に対する誹謗中傷と感じられる書き込みをや
めてほしいと被害者に伝えているらしいですね。
この時点までは、加害者は社会的に順当な手順を踏んでいたのでは
ないでしょうか。
でも、それは聞き入れられなかった。

その後、この子の場合は、殺人という激烈な行動をとったけれど、
もし、その鬱憤が内攻したら心身に変調をきたしたり、不登校や引
き篭りになったり、極端な場合は自殺という事態になったかもしれ
ない。

両極端の行動をとった事件が起きるたびに、子供達が感じているで
あろうストレスが話題になるけれど、なかなか改善されないようで
すね。


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