山口さん
須賀です。
山口さん:
> これは、林野庁問題です。海の問題で水産庁に遠慮し、山では林野庁、
> そして河川では国土交通省の河川局の、それぞれの他省庁の利権的な
> 公共事業に関することに触らないように気をつかっているとしか思えません。
> ただし、河川について最近やっと改善の機運ですね。それもこれも、
> 一般市民の意識・関心が変わってきたからでしょう。
なるほど、だとすると、環境省をもっと叱咤激励しなければいけない、
ということになるかもしれませんね。そういえば、JICAにつとめている
わたしの知人も、環境省はほかの省庁にくらべて腰が引けすぎている、
という仕事の上での印象を話してくれたことがあります。
須賀:
> > ただ、この団体にかぎらず、本当に力をもった環境運動団体が日本に
> > ほとんどないようにみえるのは、どうしてだろう、とわたしは前から不思議
> > に思っています。
山口さん:
> 同感、同感、まったく同感です。これは自然環境教育の欠如の現われと
> 感じています。
なるほど、それはあるかもしれませんね。
どうも、日本の環境運動や環境関係の研究者は、やたらと足のひっぱりあい
をしてきた形跡があるのではないか、という思いをわたしはもっている
のですが、今後そうした雰囲気が変わっていくきっかけを自然環境教育の
なかにみいだすことができるなら、うれしいことだと思います。
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須賀 丈(すかたけし)
長野県自然保護研究所
電話: (026)239-1031
Fax: (026)239-2929
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