山口さん
ご返事ありがとうございます。
なるほど、山口さんはこの団体のことについて、わたしよりも
ずっとよくご存知なのですね。
沖縄の現場から遠くはなれたところからみていて、素朴な印象として、
この藻場の移植のような問題で山口さんとこの団体が一致できないと
したら、いったいどうするのだ、というようなことを感じたのでした。
山口さん:
> 例えば、マツクイムシ問題で薬剤の空中散布という、自然破壊そのものずばりの
> 公共事業について、この団体がどういう姿勢でいるのかチェックを入れました。
> メールでの回答では、環境省が書いたらこうなるのではないかという風でした。
その回答がどんなものであったのか、みていないので、わからないのですが、
そのことのどこが問題なのでしょうか。
環境省の姿勢にも問題があるということでしょうか。
それとも、内容はともかく、「環境省っぽい」ということは、とにかくダメという
ことでしょうか。
想像するに、有名ではあるものの、きっと財源もわずかでスタッフもろくに
いないような団体なので、浅くない取り組みなど、したくてもできないという
のが実情なのではないかと思うのですが、ちょっと同情しすぎかな。
いずれにしても、「自然保護」という「ことば」を、ひとごとではない問題として
考えるようになったのは、わたしの場合、就職した1996年よりあとのこと
ですので、昔からの姿勢については、正直に言って、自分なりの評価を
くだせるだけの材料をもっていません。
ただ、この団体にかぎらず、本当に力をもった環境運動団体が日本に
ほとんどないようにみえるのは、どうしてだろう、とわたしは前から不思議
に思っています。
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須賀 丈(すかたけし)
長野県自然保護研究所
電話: (026)239-1031
Fax: (026)239-2929
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