[BlueSky: 5839] Re:5836 食と農シンポ


[From] Sawaguchi Yuji [Date] Mon, 01 Mar 2004 00:43:17 +0900

澤口@一升金です。

Kaz. Yokoyamaさんの<20040229160853.2ffa02bc.03984@nifty.ne.jp>から
>澤口さん久しぶりです。澤口さんの文章を見ると、一緒に食ったダチョウ
>の濃厚な味が口の中に蘇ってきます。
飼育管理は一通り本を読んで流れはわかったので、あとは実践あ
るのみ、と言いたいところですが、廃棄物になる部分をどうする
かが課題です。日本ではあまりダチョウの内臓を食べる習慣はな
いですからね。

>「勿体ない」と言う意味だったのでは?私も食べられる食物を捨てている
>シーンを見ると時々「食べ物が可哀想だ」と感じたりします。
んー、でも、ブロイラーなんてのは生きながら死んでいるような
生物ですから、最初からゴミみたいなもんです。
全く運動をさせないから足関節は変形して歩けなくなっているし、
内臓は腫瘍だらけ。付加価値をつけるとしたら、魚の餌かなぁ。
誰か、トレースしてください。

>動物だろうが植物だろうが、「食べる」と言うことはそのものの「命を引
>き継ぐ」と言う事なので、只殺しているのとは違うのでしょうね。
そこらの価値観が浸透しないと、農業全体がおかしくなるのでは
なかろうかと思います。
現在の畜産農家は殺した時点でビジネスが成立しますので、本来
あとのことは知ったこっちゃない。
食材の無駄についても同じことで、無駄をどんどん出してくれた
方が農家は豊かになるように制度ができてます。
大規模化によるコストダウンというのは本質的に捨てることを前
提にしないと成立しないシステムなのですね。


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