澤口@一升金です。
Y.kuzunukiさんの<20040219115436RNOWp4@nifty.com>から
>米国は、薄利多売、という感じなのでしょうか。
薄利多売もありますが、根本的な肉食文化が違うわけです。
日本では売れる部位がもも・ロース・バラと決まっています。
欧米では肉と内臓はあらかた食べますから、肉そのものは多
少安くても引き合うわけです。
羊肉などですとこれが極端で、日本では60kgの羊でもせい
ぜい3,4kgしか食べずに残りの部位は捨てているのではな
いでしょうか。
和牛などでも利益の出る枝肉は500kgのうちせいぜい12
0kgで、この部分だけで全部稼ぎを出さなければならないの
で必然的に高価になるわけです。
>グリーンツーリズム体験インストラクターって、どういうことする
>んですか?
>というか、どういうことができると「グリーンツーリズム体験イン
>ストラクター」になるんですか?
いや、別に国家資格でも何でもないですから、自分で勝手に名乗って
も問題はありません。
岩手県の場合は県庁がグリーンツーリズム推進をやってまして、各市
町村にグリーンツーリズム推進協議会というのがあります。
登録資格は5年以上の活動実績(まぁ、町の人を集めて山とか農地で
ごにょごにょ行動するわけです)と協議会の推薦、2日間のインスト
ラクター講習の受講(法律関係とか救急法とか制度とか)で認定され
ます。
民宿とかペンションなどのオーナーとか、地元振興の団体関係者が多
いですね。
話を聞くと、けっこう直接経済効果を期待しているような方が多いの
ですが、わたし思うに、グリーンツーリズムというのは文化活動です
から、美術館やオーケストラと同じで、金がかかることはあってもそ
れ自体でうはうは金を稼ぐことはできないよ、と。
ですから、わたしは環境活動を名乗っていますが、募集しているのは
自然体験したい人とか癒されたい人、ではなくて、管理と経営をした
い人、なのです。
企画やアイデアに煮詰まっている人、自分の行動力や判断力に今ひと
つ確信の持てない人が全くの異分野で総合プロデュースを担務するこ
とによって内なる自分の異能力を再構成するわけです。
年功序列賃金制度はなくなるのがこれからの常識ですから、これから
は会社の中に自分のポジションを作るのではなく、自分の中に会社の
ポジションをリストラしていく能力が必要なのですよ。
有機的にからまったごちゃごちゃを解きほぐしつつ未来予測と決断力
をつけるには、河川・湿地・山林・草原つきのうちで環境経営研修を
するにしくは無しです。
上場企業の中堅幹部でも送り込んでくれれば、きちんと総合能力でラ
ンク別にふるい落として評価してさしあげます。
2ヶ月研修で一人百万円として20人で2千万円。生活が楽になって
しまいすぎるかなぁ。
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