佐藤です。
教育問題で盛り上がっていますね。
横山さんの緊急提案が何を提案しているのか、僕にはよくわからなかったのです
が、もう既に義務教育と化した高校教育を対象にして議論しているものとして、
意見を・・・（と、書いている内に投稿が・・・）。
DNA検査でエリート教育を・・・ってェいうのはまあ、荒唐無稽、極論としても、
エリート教育制度は振興してもいいのでは無いかと思います。でも、皆が感じて
いる問題意識は、日本に本当のエリートが育っていないと言うことよりも、平均
レベル（メディアンでもモードでも良いのですが）が落ちていると、感じている
ことにあるのではないかと思うのです。社会が取り組むべき優先事項としては、
エリート教育より平均レベルの向上にあると思います。（優秀なやつはほっとい
ても優秀になるんじゃないかな。）
余語さんが言われるとおり、「やっても無駄じゃーん」という生徒たちが増え
ている気がします。社会の閉塞感を敏感に感じ取っているのかもしれません。成
熟した社会には付き物の、社会の階層固定化があるからかも（政治家の息子は政
治家に、歌手の娘は歌手に、スポーツ選手の息子はスポーツで、公務員の子は公
務員に、会社員の息子は会社員に・・・以下略）。勉強を”手段”としてとらえ
る限り、「やっても無駄じゃーん」に答える事は出来ないと思う。また反対に、
手段としての勉強をしなくても良くなれば、塾で頑張っている”できの良い子”
の大部分が手を抜き出すかなぁ。
この件名で、もう一つ思いついたのは、親世代である我々の意識の事でしょう
か。教育は学校や塾がやるもの、私たちには関係ない。政府や学校の方で何とか
してね、という意識が強い気もします（アメリカと比べて）。
「給食費「払いたくない」 身勝手な親、滞納が急増」
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/01/20040127t15040.htm
なんて記事を見かけました。まさに、学校や自治体に「おんぶにだっこ」の親の
姿が見える気がします。
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