[BlueSky: 5691] Re:5678 個人と社会


[From] "荻野 行雄" [Date] Sun, 25 Jan 2004 22:01:40 +0900

 問題を解決するには、その問題を正確に把握できることが必要。
『普通に人は、それぞれ自分の置かれた場所からの遠近法によってしか
ものを見ることができない』のであれば、その問題を把握出来るのは、
その問題の近くにいる人、その場所にいる人、
つまりその問題に直面している人ということではないでしょうか。

>集団に寄与する個人の力を高めることによって
>社会の問題解決力を高める

 というふうに整理するよりも、

「問題解決能力と意欲を持った個人を探し出し、
その個人をどう集団が支援できるか」
 つまり、「個人に寄与する集団」
を考えた方が、間違えないのではないかと思います。
 ただし、これだと、特定の個人頼みになってしまいそうですが、
同じような問題に取り組む個人が、情報を交換し、
お互いに支援しあうような集団というものが
ありえるのではないかと思います。
 「それに属する個人すべてに寄与する集団」ですね。
念頭にあるのは、古武術 甲野善紀氏と、その周りの人々です。

 集団が組織化されると、組織の存続自体が主目的になり、
組織内部の人間関係が重要になってしまって、
問題解決とは違う方向性が出てきてしまい、
話がおかしくなっていくのではないでしょうか。
 いわゆる世間的な人間関係を排除した集団というのが、
たぶん理想。

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