梅仙人@紀州みなべ です。
先日、お隣の町に選定ノコギリの替え刃を買出しに出掛けた折に、其処でコー
ヒーを頂きながら心暖まるお話を聞かせて頂きました。去年の暮れにお亡くなり
になられたお姑さんが仏壇の引き出しの中に一通の封筒が入れていたのを家族が
見つけたらしいです。
辞世の句なのでしょうかと、〜〜〜そんな話をしながら若嫁さんがその縦書きの
和紙を私に見せてくれました。
「亡き吾子をひまなく思う日々も今日終わりて出づる弥陀の浄土へ」〜〜と
「御縁ある多くの人と連れ行けば黄泉路の旅もたのしかるらん」〜〜。
多少震えた字体から察して見ればお亡くなりになる手前に書かれたものではと、
話して居られました。
昔に亡くした吾が子のことを毎日のように想い出して生活されて居ったのだな
!。と思うと何故か目頭が熱くなってきました。自分の子供を失った者でしか判
らない世界なのでしょう。
その日は、いつもに無く心静まる一日になった私でした。
梅仙人
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