[BlueSky: 5668] Re:5667 さてっ・・と 「ご指摘ありがとうございます。」の続きかな・・・


[From] "maspy" [Date] Mon, 1 May 2000 03:41:45 +0900


鈴木@福島県です。

「平和」について書き込んでゆくことは、けっこうエネルギーのい
ることだと感じます。理論的に厳密に書くことは、はじめから諦め
て、どちらかというと感性的(感情的に?)に表現しようと思いま
す。

はじめまして、maspyです。
  みなさんおげんきですか。

 ところで、さっそくご質問させていただきますが、
 「平和」について書くことは、そんなにパワーが
 必要でしょうか。

 「戦争」について書くことのほうが、どうも
 しんどいようにも思えますけど・・・


阿倍さんが引用してくれた、憲法前文:『日本国民は、恒久の平和
を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するの
であつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの
安全と生存を保持しようと決意した。』

実にすばらしいではありませんか!。一読、こころが洗われる思い
がします。この文章に続いて、憲法9条の戦力放棄が出てくるわけ
です、がしかし、戦後の現実のなかで拡大解釈が続き、小泉首相に
至っては「自衛隊は軍隊だ」と公言してはばからなくなりました。
結局、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」することが、多
数決として出来てこなかったわけです。

  う〜〜ん。多数決なんか、やってないんじゃ
  ないでしょうか。
  勝手にやっている人たちがいるっていう
  ことでしょう。
  内閣が、憲法に反する行為を行えば
  なんでもありになりませんでしょうか。


日本国憲法をそのまま読めば、<日本は丸腰で生きてゆく>という
ことだと思うのです。私は、それが可能であると言う立場で、この
MLに書き込んできました。多分、阿倍さんもそうだと思います
が、私としては、阿倍さんが「情念」の問題を軽く考えすぎている
ように感じていました。

自分の子どもや妻や恋人が惨殺されたときに、果たして、それを乗
り越えることが出来るのだろうか。現在までの歴史をみれば、
「否」と見えるのではないでしょうか。個人的には、それが出来る
かもしれない。阿倍さんはご自身は出来ると思っていらっしゃるこ
とでしょう。でもご自身に出来ることを、他の多くの人たちが出来
るように導けますでしょうか。おそらく無理でしょう。

私はdriadさんとのやり取りのなかで、「霊性の表現としての型」
という言葉を使いました。また「聖者、賢者」という言葉も使いま
した。説明もなく「空」という表現もしました。これらの表現で言
いたかったことは、「人類の潜在意識に蓄積したネガティブな想
念」は、常識的な個人的な努力で処理できるほど生易しいものでは
ないのであって、聖者賢者の語ることをよくよく聞いて、ある程度
は自身がその境地を体得しなければ、ことは始まりようがないの
だ、ということです。

driadさんと JAWAYさんの書き込みには、虚無的な響きを感じ
ていましたが、現実を安直に見ていないという意味では、好感を
もっていました。ただやはり、「聖者賢者」というところには、
ひっかかるんだろうなぁ・・・と。

人間は自由なんだ。何をやっても多様性の表現だから・・・という
のは一面の真理ではあろうと思います。多分、荻野さんが紹介して
くれたモンロー研究所の中で、そのような意識表現があると思いま
す。しかし、この意識のありようは、現在の地球のレベルを超えて
いるのではないでしょうか。三輪車にしか乗れない子どもにジェッ
ト機の操縦は、やはり無理でしょう。それなりの段階をふまなけれ
ば・・・ということで、聖者賢者は「悪いことはやめなさい。良い
ことをやりなさい。」と言っている、と私は理解しています。

あっと、私自身はクリスチャンでも仏教徒でもありません。人から
は神道家といわれますが、まあ遠からずといったところです。神道
の真髄は、無教祖、無戒律、無経典、カンナガラ(神ながら)道と
いわれます。

  ようするに、なにか東洋的な「汎神論」のようなものを
  ベースに、行動なさって、いろいろ考えられていると
  いうことで、よろしいでしょうか。

  神道のばやい、もともとは、多神教であったと聞いて
  おりますが、聖者賢者となってまいりますと、なにか
  また、「経典」のようなものを想定されているという
  ことでしょうか。

  すこし辻褄が、あわなくなっているとも、思えますが
  思い過ごしでしょうか。

May peace prevail on earth

鈴木 隆 
http://www.h3.dion.ne.jp/~shienron/



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