[BlueSky: 5658] Re:5655 気候変動と生物の絶滅


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Sat, 10 Jan 2004 10:24:17 +0900

こんにちは、葛貫です。

管理人グループの皆様、年末年始のお忙しい時期に、AntiSpamUOL
への対応、ありがとうございました。

[BlueSky: 5652] 須賀さん:
> > 地球の温暖化をともなう気候変動がすすむと、その影響で
> > 今後50年間に生物種の大規模な絶滅が起こる可能性がある
> > という論文が、1月8日づけのイギリスの科学誌ネイチャーに
> > 発表されたそうです。

> 予測は予測であって、このような不完全な情報で京都議定書のような
> 重大な政治的決定をすすめることに対する批判も当然あるでしょう。
> どんなに科学が発展したところで未来を確実に知ることはできません。
> それでも何らかの選択を日々していかなければいけない。


もとの論文は読んでおらずニュースでみただけなのですが、素人が
思ったことを書いてみます。

二酸化炭素の排出量の制限を各国が受け入れ、そういう方向で努力
したとしても、気候の変動幅にその効果が現れてくるまでには時間
がかかりそうな気がします。その間、どうなるのかな。

取り敢えず、絶滅のおそれのある種を、ある個体数、好適な条件で
飼育しておくとか、卵や精子を凍結保存しておくとか?

魚だと、ある特定の生物に卵を産みつける種類もいるので、その生
物も保存しておかなければならないんじゃないかな、よく知られて
いる種は、保護の対象として取り上げられるけれど、細菌等になる
と、今、ここにどんな種がいるのか全部把握できていないし(最近、
新しい属がみつかりましたよね)、誰にも気付かれないうちに消え
てしまうものもあるんだろうな、・・・等々、考え出すと、取り敢
えず「とっておく」、そのための研究の資金、施設、人材を確保す
るのも、大変そうですね(^^;。

「もし100万種もの生物が絶滅の危機に立つとしたら、生活の糧
や薬の原料などを地球の自然に依存している世界の何十億という人
に、その影響が及ぶことになる」を実感を持って受け止め、そのた
めに資金を出そうと思う人って、重大な政治的決定に力を発揮する
先進国にはあまり多くなさそうな気がします。これから利用できる
可能性のある遺伝子の保存という意味で、現存する生物種(という
かそのDNA)をとっておくことには資金をだすかもしれないけれ
ど(これだけだったら、紙に印刷して保存できるんでしたっけ?)。


「今後50年間に生物種の大規模な絶滅が起こる可能性がある」とい
うニュースを見ていた子供達が、「いろいろな生き物が死に絶え、
貧しい生物相になってしまうような印象を受けるけれど、新しい種
が分化し、また別の多様性が生じるってことはないのかな。」とい
うようなことを言っていたのですが、どうなんでしょう。

これは別に人為が影響しているとも思えないので、その絶滅に対し
て寝覚めの悪さを感じる必要がない分、気楽なのだと思うのですが、
絶滅したマンモスを復活させられないかというようなことを考えて
いる人もいるようですが、仮にマンモスが生存・繁殖できる場があ
ったとしても、そこに野放しにしようとは思っていませんよね。


要点を整理できておらず、ピントをはずしていたらごめんなさい。


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