[BlueSky: 5422] Re:5421 日本の人口


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Sun, 12 Oct 2003 13:43:44 +0900

和尚さん、こんにちは、葛貫です。

> 葛貫さんこんにちは、また暴言を吐いてしまいました。

私は、和尚さんの暴言(?)、好きだけれどな(笑)。
電子メールでは、それを仰しゃっている時の口調や表情、雰囲気が
伝わらないのが残念です。

> > 間引きや姥捨てに、自身の手を染め、黙々とその感触を背負い、
> > 自分がそのような扱いを受ける可能性を受け入れながら生きてきた
> > ということなのではないかな。
>
> 深沢七郎の世界ですね。

> > 今、維持したいと願っているレベルは、それ以上なのでしょうね。
>
> 見方を代えるとこれも暴言かもしれませんが、戦後輸入したアメリカホームドラマに見
> られる生活が一つの理想のスタンダードになっているのではないでしょうか?
> 夫婦が別の車を持ち、家には大型の冷蔵庫、子供はそれぞれの個室を持つ。
> 日米じゃ土地代を含めて生活のインフラ部分に掛かる基礎経費が倍以上違うのでは?

そうですね。

丁度、トキのキンが死んだというニュースを読んで、トキが7羽に
なってしまった頃にさだまさしさんがつくった「前夜(桃花鳥)」
http://www.cai-insect.jp/sada/lyrics.html#zenya
という歌を思い出していたところです。

 <トキ>日本産最後「キン」死因は頭部挫傷 ケージの扉に衝突
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031011-00000080-mai-soci

米国でも、皆が皆、ホームドラマのような生活をしているわけじゃ
ないし、ホームドラマのような生活を演じ続けるために返せるあて
のない借金をし続け、行き詰まってしまった人達もたくさんいるよ
うですね。

> 私は、母を助けて母方の祖父母、父方の祖母の介護をしました。あの大好きだったおじ
> いちゃんおばあちゃんが物に変わって行く。そして焼かれて灰になる。当たり前の事実
> だと言うことを体で分かるまでにずいぶん悩んだものです。それがこの後の自分の当た
> り前の姿だと言うことですからね。

> 流石と言うか、やっぱりと言うか、我が先祖はそんな殊勝な人は一人もいませんでした
> 。我がまま言い放題、し放題、ボケて、徘徊して、暴れて、泣いて、汚して、血を流し
> て、そして逝きました。それが人と言うものだと深く思い知りました。それでいいんだ
> と今でも信じています。

こういう実感が持てなくなっているんですね。

こういう生々しい実感を持たなくて済むシステムをつくりあげよう
と分業化をすすめてきたのではないかな。

ゲンゴロウさんwrote【5418】:
> ただ、当然のことですが、「愛とはなんぞや」と思考を始め
> たり、あるいは「愛でしょ!愛!愛こそすべて!」などと、
> 軽々しく「愛」を連呼し始めたら、それまた、何か、単純で
> なく、少子化を促すだけになるようです。

「愛とはなんぞや」こういう生々しい実感を、それが人というもの、
とゆるしていこうとすることなのかもしれませんね、他者も自身も。
一生かけても、できないかもしれないけれど。

人権が中核となるような事業にかかわってこられた曽野綾子さんが、
「人権と敬意と謝罪とは、よこせと他者に要求して得られるもので
はないのではないか。そうして得られるものは、良くしたところで
冷たい制度と現金だろう。人権を話し合う場で「愛」という言葉が
一言も発せられないのは寒々しい感じがする。」というようなこと
(うろ覚え)を仰しゃっていたのを思い出しました。

> > 「親はなくても」ではなくて、「親は在っても」なんですね(^^;。
>
> うちには次世代の邪魔をするのは前世代だと言う強烈な思い入れがあるようですね。
> かなり捻じ曲がっている。

ルターも同じようなこと言っていたような・・・。

> 自分の無様さをさらけ出すことも親の仕事では?格好悪いですが、良いじゃないですか
> 。たいしたことじゃないでしょう。命とられるわけじゃなし。

いい格好したいというか、そこまで肚が坐っていないんですね。
格好つけたところで、ほころびだらけで、無様さをさらけ出してし
まうのですが。家族や兄弟の中でも、それができにくい遠慮や緊張
があるとしたら、辛いですね。

> 良いですね。真冬に北海道の陸別に来ませんか。同じようなことが出来ますよキット。

初っ端から真冬の陸別では怯えきって、羹に懲りて膾を吹くになっ
てしまいそう(^^;。
もう少し、緩やかな季節を体験して、その場に愛着を持ってからの
方がいいかも。甘いですか(^^;?

以前、紹介して下さった(財)小清水自然と語る会
http://www.okhotsk-no-mura.or.jp/base.html
面白そうですね。
「自然を語る会」ではなく「自然と語る会」なんですね。

それでは、また。


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