[BlueSky: 5421] Re:5417 日本の人口


[From] "Kaz. Yokoyama" [Date] Sun, 12 Oct 2003 10:23:31 +0900

葛貫さんこんにちは、また暴言を吐いてしまいました。

> 「地球の人口63億人、半数25歳未満 10代も12億人」
> http://www.asahi.com/national/update/1008/036.html
> という記事を読むと、全世界からみると、日本という国が抱える悩
> みは、かなり贅沢で特異なものなんだなと思います。

63億人ですか、私が始めて学生に講義をした昭和61年、現状をクイズ形式で確認し、も
う直ぐ60億人になる。来世紀には100億人と言うシナリオもあると言うのが「作物保護
」と言う講義の前不利だったことを思い出します。

> な間引きや姥捨てに、自身の手を染め、黙々とその感触を背負い、
> 自分がそのような扱いを受ける可能性を受け入れながら生きてきた
> ということなのではないかな。

深沢七郎の世界ですね。

> 今、維持したいと願っているレベルは、それ以上なのでしょうね。

見方を代えるとこれも暴言かもしれませんが、戦後輸入したアメリカホームドラマに見
られる生活が一つの理想のスタンダードになっているのではないでしょうか?
夫婦が別の車を持ち、家には大型の冷蔵庫、子供はそれぞれの個室を持つ。

今なら、みんな携帯電話を一個ずつかな。

> まぁ、そうして個人が、少なくとも自身の暮らしを何とか遣り繰り
> しようとしたところで、大国の都合で土台が目茶苦茶にされてしま
> う場合もあるわけですが。

日米じゃ土地代を含めて生活のインフラ部分に掛かる基礎経費が倍以上違うのでは?
日本人がみんなアメリカの中産階層の生活を希望したら、子供は3人は欲しいけれど、
現実には2人、中には1人か0と言うことになったのでは?

その2人世代は育てられたことはあっても、兄弟の面倒を見たことがない。核家族だか
ら祖父保母を介護したことも見たこともない。そうなると未知の子育てなんて出来れば
「早く終えたい」と言うのが本音だったのではないでしょうか。

> 先日、痴呆の姑さんを介護している友人と会ったのですが、子育て
> とは違い、いつ終るという見通しのない介護には凄惨なものがある
> ようです。

私は、母を助けて母方の祖父母、父方の祖母の介護をしました。あの大好きだったおじ
いちゃんおばあちゃんが物に変わって行く。そして焼かれて灰になる。当たり前の事実
だと言うことを体で分かるまでにずいぶん悩んだものです。それがこの後の自分の当た
り前の姿だと言うことですからね。

> より、どれだけ迷惑をかけないで済ませられるかと、だんだん縮こ
> まっていってしまうように思われます。
> 「まだできること」に気を向け続けるようにしようと思いました。

流石と言うか、やっぱりと言うか、我が先祖はそんな殊勝な人は一人もいませんでした
。我がまま言い放題、し放題、ボケて、徘徊して、暴れて、泣いて、汚して、血を流し
て、そして逝きました。それが人と言うものだと深く思い知りました。それでいいんだ
と今でも信じています。私はただの下らない人間ですから。

> 「親はなくても」ではなくて、「親は在っても」なんですね(^^;。

うちには次世代の邪魔をするのは全世代だと言う強烈な思い入れがあるようですね。
かなり捻じ曲がっている。

> ん坊や、小さな子を前に、気ばかり急いて身体がついていかず、
> どうにもならなくなってしまう場合もあり、私は実家に頼りました。

頼る親があれば、頼れば良いのでは。こうあらなければならないことなんて本当にちょ
っとだと思いますよ。

> 娘達は、それぞれの生活の場でお互いを支援しあえるネットワーク
> を創り出せるかもしれませんが、娘達が出産する時には、少なくと
> も彼女達の前では、暇そうにしていたいと思っています。

自分の無様さをさらけ出すことも親の仕事では?格好悪いですが、良いじゃないですか
。たいしたことじゃないでしょう。命とられるわけじゃなし。

> 子供達は遊んだり、生活の中で自分達なりの役割を果たしながら、
> 食べ物の扱い、防寒着や靴の作り方等々、10歳になればツンドラで
> 生活できる一通りのことを覚えるそうです。

良いですね。真冬に北海道の陸別に来ませんか。同じようなことが出来ますよキット。

> 社会的分業化が進んだ日本は、生活できる一通りのことを覚えるの
> は、逆に贅沢なことなのかもしれませんね。

そんなの贅沢でもなんでもないですよ。仮にあったとしても下らない贅沢ですね。私は
そう言う話を聞くと自分ではどうしようもなく毒づいてしまう歪んだ性があるようです

和尚
では。


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