葛貫です。
遺伝子組み替えと農薬に関して、このようなシナリオが考えられないでしょうか。
誰かが遺伝子組み替えで大儲けして、世の中を自分の好きに動かそうと思ったら・・・・。
まず、農薬が不要な遺伝子組み替え植物の種子を作る。
一方で、農薬の害毒(確かにあるのですが)を、感情を煽る方法で報道し、
農薬不要な遺伝子組み替え植物の利点を、声を高くして報道する。
(遺伝子組み替え植物に関する問題点は、隠さないけれど、報道もしない。)
発展途上国等に、初めのうちは、親切そうに、援助という形でその種子を
配ったりして、少しずつ、確実に、販路を広めて行く。
そして、この種子を使えば農薬を使わなくっても、食料を得ることができるの
だから、「環境や人体に優しくない農薬を使った農業なんてとんでもない。
一刻も早く、農薬の製造をやめるべきだ。」と、科学的なデータを揃えて
叫び始める。まあ、データもあるし、正論だから、反論することは、困難。
そして、農薬は製造されなくなり、皆、農薬不要な種子を、その会社から
買わなければならなくなる。
いつのまにか、「言うこときかなきゃ、種子を売ってやらないよ〜ん。」
と言い出す。
現実は、これほど単純でなく、逆のパターンも、あり得るのですが・・・・・・。
農薬や遺伝子組み替えだけでなく、その場に存在する生物同志の
フィードバック・システムを上手に利用した農業など、他の選択肢も
用意しておかなければならないのだと思います。
Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>
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