[BlueSky: 5399] Re:5397 日本の人口減(家族)ついて


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Thu, 02 Oct 2003 10:20:36 +0900

こんにちは、葛貫です。

Shintaro Tanabeさん wrote:
> 私には近々、第2子が誕生する予定です。

おめでとうございます。
第2子誕生というと、急に甘えん坊になってしまった上の子のケア
が大変だったのを覚えています。お父さん、頑張って下さい(^^)/~。

> 個人的には、子供を最低2人作ることが、社会の最低限
> のルールである(満足できない場合はありますが)と
> 思っています。人を殺さないこと、と同様に人をつくること、が、
> モラルとして扱われてもいいと思いますが・・・

国立社会保障・人口問題研究所のサイトに、http://www.ipss.go.jp/
「第12回出生動向基本調査 結果の概要」
http://www.ipss.go.jp/Japanese/doukou12/doukou12.htmL
が載っていました(平成14年6月の調査)。

50 歳未満の有配偶女子を対象としたアンケート調査で、

 夫婦が最終的に生んだ子どもの数は2.2 人で、1972年以後30年間
 ほぼこの水準で安定している。

 結婚後5 〜9 年、10 〜14 年の夫婦で平均子ども数の低下が続
 いている。

 平均理想子ども数は2.56 人、平均予定子ども数は2.13 人。

私が気になったのは、

 不妊を心配したことのある夫婦は4組に1組、子どものいない夫婦
 では約半数。実際に不妊に関する検査や治療を「過去に受けたこ
 とがある(あるいは現在受けている)」夫婦は全体で約13 %、子ど
 ものいない夫婦では4組に1組(25.5 %)であった。

でした。

アンケート調査というと、 [5371]でご紹介した「食卓は語る 食
の実態から見えてくる問題」にでてきた正解主義と「ま、いいか」、
「できる範囲で」と「できるだけ」等々の落差があり、どこまであ
てになるのかなとも思います。

この理想や予定が、ご夫婦の希望というより社会的な規範、世間体
に支配されたもので、それが標準、常識よみたいな話になってしま
ったら、子供がほしくてもできない不妊症や不育症の人達には辛い
「モラル」になるのではないか、と思いました。

不妊症、不育症の原因が、先天的なものなのか、生活環境・習慣等
によりもたらされた後天的なものなのか、後者であったら、改善の
余地があるのか、これから研究されていくのかな。
生殖医療に関する社会・倫理的な問題をはじめとした種々の問題に
ついてもこれからガイドラインをつくっていかなければならないし。

子供のために気力や時間を費やしたくないのに、それに従った人は
無意識のうちに子供にあたったりしてしまわないかな。

 絶対必要ともいえない自分の趣味で忙しげにして子供のことを後
 回しにしていると、「愛もなく何故造った」(ロバート・デ・ニ
 ーロ主演の「フランケンシュタイン」の宣伝文句)を、子供同士
 でボソッと呟きあっていたっけ(^^;。

> 特に、高学歴の方々にも多いことが、もったいないと
> 思っています。学歴が全てではありませんが、私よりは
> よい遺伝子であることは、間違いないでしょうから(笑)

「三高」がもてはやされた時代がありましたね。
慎重は兎に角として、高学歴や高収入があることは、暮していく上
でプラスになることが多々あるだろうけれど、子育て等に適性があ
るのは望ましいのは、1週間、山で一緒にキャンプ生活して苦にな
らないような人(急場で、能書きを垂れたり、指示をとばしている
ばかりではなく実務的に身体を動かせる。疲れ果てた時に、根性!
精神力!とかいう精神論をぶつより、場の雰囲気を変えるユーモア
を発揮できたり、甘い紅茶やチョコレートをちょこっと出せる。
数日、雨で一緒にテントに閉じ込められても苦にならない、等々)
だと思うんだけれどな(笑)。


子育てというと、確かに負担も大きいけれど、大人だけで生活して
いたらしないだろうなと思うような、発見や遊びをすることも、
ままあり、楽しいですよ(^^)。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1243/chestnut.html


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