[BlueSky: 5351] Open Your "I"s


[From] Sawaguchi Yuji [Date] Sun, 07 Sep 2003 01:31:42 +0900

澤口@一升金です。

Y.kuzunukiさんの<20030906161010LW!='H@nifty.com>から
>農作物の自給率は100%以上の地域だと思うのですが、ここまで、
>ひっくるめて面倒をみるとなると、どんなことをしてみようと考え
>ていらっしゃるんですか。秘密ですか?
山峡の農地というのは従来の機械化商業生産農業にはおよそ不向き
なのですが、取り柄がひとつあります。
とくにうちの場合は低い山、浅い谷が入り組んでいる地勢ですので、
狭い範囲にいろいろな気象条件が入り交じっているわけです。
つまりは極度の多品種少量栽培ができるわけです。
実際、クマガイソウの群落とかオオナルコユリの群落とかあります
し、オウレンの群落もあります。なぜか、山の中にミョウガが生え
てたりします。
本来はギョウジャニンニクは生えていない土地なのですが、やって
みたら、小さい群落をつくることができました。
つまりは一坪単位くらいに適地適作化すれば、初期の生育管理以外
は手入らずで収穫ができることになります。
ごく多品種の栽培ということで、必然的にIT化と老人労働力(別
に老人でなくともよいのだが、手近な労働力として)が必要となる
わけですが、前者はわたしができるし、後者は余るほど。
これが創造的な Value Engineering というものです。
何か違うような気もするが。
というわけで、微地形気象と微地形土木に詳しい方を募集中です。

関係ないですけど、冷夏のためにうちの今年の収穫予想は7割減く
らいです。稲が軽いとハセから風で飛ばされるから、今年は天日干
しは無し。
なので、わたしは来週から名古屋の某メーカーで組み込みLinuxプロ
ジェクトの仕事に出稼ぎしてきます。春まで。

>特許等の問題もあるし、難しいですね。
他の問題もあるみたいです。
「花粉症緩和米」厚労省が認めず

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030906it06.htm

米アレルギー対応のユキヒカリは捨てておいてこういうものを目玉
にしたがるから、戦略が無いと言われる。



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