[BlueSky: 5328] Re:5327 玄米って 2 度美味しい!


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Wed, 03 Sep 2003 11:05:30 +0900

こんにちは、葛貫@主婦です。

横山さんwrote:
> 私の炊飯器には「玄米」と言うメモリがありました。

今はこれ↑があるといいですね。
玄米に、小豆、大豆、黒豆等を炊き込んで、ごま塩を振り掛けて
食べても美味しいですよ(^^)。
冷めた時の食感が、今一つなので、子供達がお弁当を持って行くよ
うになってから、炊かなくなってしまったのですが、時々、夫から
リクエストされます。お米を保存しておく容器を2種類用意すれば
いいのだなと、今、思いました。

> 以下はニュースへの反応:
>
> > 遺伝子組み換え作物の国内での栽培に対する理解は,なかなか得ら
> > れそうもありませんね。
>
> 食べる食べないは自由ですが、茨城であった遺伝子組換え大豆の強制鋤き込みは
> やっぱり暴力だと思います。自分と違う意見は、議論ではなく力で排除すると言
> う・・・そう言う野蛮なやり方は嫌いですね。はやる心ではなく、冷静に人を納得
> させるだけのロジックを構築して欲しいです。

不安や不満が心の中で大暴れしていて、ロジックを構築する余裕な
んてないんじゃないかな。某大国の先制攻撃と同じかも(^^;。

> 葛貫さんも参加された8・29の「食と農」シンポジウムで安井至さんが言われた
> 「生き物の中で人間が最も頑健」と言う言葉を思い出します。

安井至さんのサイト「市民のための環境学ガイド」にアップされて
いる「食の安全と安心」が「食と農 安心のためのリスクコミュニ
ケーションシンポジウム」で安井さんが仰しゃりたかったことなの
ですね。
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/FoodRisk2003.htm

サイトにあった、「ヒトの寿命は有限であり、現代の日本では、
すでに物理的な寿命は十分。むしろ、健康寿命と物理的寿命の差を
少なくすること。さらに精神的な寿命をもっと延ばすことが重要で、
そんなことを考えないで単に物理的寿命だけを延ばすために、何か
浅知恵を働かせても、ほとんど無意味だ。」というコメントが印象
的でした。

> 遺伝子組換えに反対
> している人々は本当はいったい何に反対しているのでしょうね。

私は、強制鋤き込みに至るまでの経緯を知らないのですが、自分の
中の不安や不満を、ロジックを構築して説明することができないの
に、対する相手はきちんと理論武装していて、理詰めで説得しよう
とする。質感を伴うことばの遣り取りがなされていないのではない
でしょうか。

安井さんが仰しゃるように、「ヒトの死ぬ確率は100%である」こと
は確かなのだけれど、医療、食、環境等の問題を扱う時、物や技術
やサービスを提供する側の姿勢のどこかに、受け手が、「どうせ、
人の死ぬ確率は100%なんだよ」という臭いを嗅ぎつけてしまった
ら、不安や不満が膨らんでいってしまうのではないでしょうか。
日本ではどうなのか知りませんが、安全性試験等について海外の遺
伝子組み換え作物の種子会社は、自社の利益をまもるための主張を
繰り返し、あまり誠実に対応しているようには思えないのです。

> 結局突き詰めてみ
> ると「神様カード」なんてのが出てくる気がしてしかたが無い。それも嘗てどこか
> で聞いた「神への冒涜」と言う文脈・・・・結局「神秘主義」の流れに見えてしま
> います。

遺伝子組み換え作物は、それに反対する人が持っているユートピア
像や「いのちの物語」に反するものなのかもしれませんね。

http://www.affrc.go.jp:8001/dgc/DGCboard/messagesJ/535.html
http://www.affrc.go.jp:8001/dgc/DGCboard/messagesJ/537.html
での秦野彰二さんのコメントが思い出されます。

そうそう、今日、「花粉症緩和米を商業生産 07年度にも」
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200309/02/20030902k0000e020060000c.html
という記事をみかけました。

***************
前略
◇遺伝子組み換え作物
他の生物の遺伝子や人工の遺伝子を導入した農作物。米国を中心に
大豆やトウモロコシに病気や農薬などに強い性質を持たせた「第1
世代」が開発・商用化されているが、安全性や環境への影響の懸念
から日本の消費者には拒否反応が根強く、国内で商業栽培はされて
いない。このため、国内では花粉症や糖尿病の治療に効果があるな
ど消費者にメリットのある「第2世代」の開発が進んでいる。
*****************

上手く使えばメリットも沢山あるのでしょうけれど、多大な資金、
人材を注ぎ込んで開発してきた分野であるだけに、こう書かれると、
ものほしそうで、胡散臭い(^^;。

今後、今迄育種されてきた作物や育種方法では対応しきれないほど、
気候の変動幅が大きくなる場合も考えられるわけで、今現在使うか
どうかは別の話として、それに対応できる形質を組み込む技術は、
きちんと開発しておいた方がいいのだろうなと、私は思います。

皆さんは、どうお考えになりますか?


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