[BlueSky: 5313] エコツアーとリゾート等


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Fri, 15 Aug 2003 11:38:37 +0900

こんにちは、葛貫です。

須賀さんwrote:
> まず、そうした文化や言語、その土地の風土そのものについて、
> 今よりもっとふかく学ぶことを内容としたエコツアーをうみだすこと
> が必要になるのではないかと思います。

まず、そのエコツアーのガイドを育てなくてはならないのですね。

> また、旅行者の数や無意識のふるまいがその土地の文化を
> そこなうことがないように、状況をつねにうまく調節する

> それがちゃんとうまくいくようにする
> ための意思決定の方法もその場所につくりあげる

> そしてそうしたエコツアーのしくみをつくりあげる当事者の一部
> として外部からかかわるひとたちには、語学力や理解力や
> 判断力など、想像もつきませんが、なみはずれた能力がなくて
> いはいけないということになるのではないかと思います。

スーパーマンか、ドラえもんなら、できるかも(^^;。
[BlueSky: 4421]
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/mllogs/bluesky/4421.html
を投稿した時も思ったのですが、経験を積ませてもらうというか、
きちんと経過記録を残し、最善を尽くしてもなお不完全であること
を心に留め、外部からの提案、批判を受け入れながら「叩き台」を
つくる、それでいいんじゃないかな、というか、そうすることしか
できないんじゃないかな。斜に構えて批判するだけでなく、物(資
金、それなりの精神状態を保てる活動環境等)、心(異文化の中に
放り込まれたら、そりゃストレスもたまるでしょう)、情報、等々、
いろいろな面から、そのような試みをしているグループをサポート
したいと願う人達が増えるといいですね。

> あ、いや、わたしの話ではありませんでしたね。
> ごめんなさい。それではまた。

いいえ、現地に入られたことのある須賀さんの等身大のお話を伺い
たかったんです。ありがとうございました。

私は環境保護学科というところに在籍していたことがあるのですが、
活性汚泥の化学分析が課題でしたので、室内で実験することが多く、
鳥、植物、虫、野生動物等、フィールド調査に携わっている仲間が
帰ってくると、見当違いのことも含めて、あれやこれや聞きたくて、
聞きたくて、という毎日でした。当時は、学生同士の話ですから、
オフレコの気楽なものでした。つい、そのノリで、須賀さんにも、
いろいろうかがってしまいました。ごめんなさい。

中澤さん【5310】:
八重山諸島におけるツーリズム研究のための基礎調査
http://future.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/NWS2-matsumura-index.htm

まださっと目を通しただけなのですが、

*********
本調査では、「環境」を科学的に調査・分析することよりもむしろ、
「人間によって「環境」がどのように認識されてきたかを聞き取り
によって明証する。そして、「ホスト」「ゲスト」による環境認識
をめぐる政治の場において、どのような調停がありうるのか、ある
いはありえないのかを考究する。もちろん、そうした場においては、
「ホスト」「ゲスト」という二分法も切れ味が鈍いだろう。なぜな
ら、そこではそうした集合的アイデンティティでは十分に掬うこと
のできない個人のアイデンティティが賭けられるはずだからである。
だから、個別的かつ具体的な聞き取り調査が、なおのこと不可欠な
のである。
**********

すごく根気が必要で、聞き取り調査の問いの設定の仕方等々、試行
錯誤の連続だと思われますが、↑のような取り組みの姿勢、大切だ
なと思いました。


野池さん【5309】:
お久し振りです。
シアトルの酋長のスピーチの話が出る前、偶々、ナナオサカキさん
の「ラブレター」という詩をみかけました。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~earth21/dokusho.nanao.htm
それで、何となく、ナナオさんだったら、このスピーチをどう訳さ
れるかな、と思ったのでした。
「オローニの日々」、東京でのナナオさんの展覧会、ご紹介下さり、
ありがとうございました。

昨晩から、こちらでは音を立てて雨が降り続いています。
あちらこちらで、大部地盤がゆるんでいるだろうな。
次に大きな台風が来たら崖崩れが起きるかも。

北海道では、豆類が打撃を受けたそうです。
米所でも生育不良とのこと。
十年ほど前の米騒ぎを思い出し、どうなるんだろうと思っていると
ころです。


ゲンゴロウさん【5312】:
> 一度、読ませていただきましたが、まったく印象が
> ちがってますね。何回も読んでみます。

読んで下さり、ありがとうございます。
英語は(も)得意でなく、インディアンの歴史、文化、思想につい
て知識もなく、貧しい日本語のボキャブラリーの中、私好みの語を
選んで、訳してしまっているので、変なKuzunuki flavorがついて
いることと思います。英語の本文や野池さんが紹介して下さった本
も読んでみて下さい。

ではでは。


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