[BlueSky: 5309] Re:5298 シアトルの酋長の演説  ver.1


[From] "野池 元基" [Date] Thu, 14 Aug 2003 23:28:33 +0900

長野市の野池です。

さて、葛貫さんがこう書いていらしたので、ちょっと関連して。

>私は、北米インディアンが、どのような神話や文化を持っていたの
>か知りません。原文を読むと、仏教の無常に近い感覚を持っていた
>のかなとも思います。
>ナナオサカキさんなら、この原文を、どう訳されるかな。

ナナオはゲーリー・スナイダー「亀の島」(ピュ−リッツア賞)の訳者で、
詩人です。
このナナオの詩の朗読会を長野で8月27日に企画しましたが、
これに参加できそうなのは須賀さんくらいでしょうか。

そこで東京での個展と朗読会のお知らせを記します。
朗読会は特にお薦めです。


星と花の降るところ 宇宙スケッチ 
ナナオサカキ展 (ペン画)

2003年9月1日(月)〜 9月15日(祝)
AM11:00 〜 PM7:00  
入場無料・会期中無休 
(9/7(日)・13(土)の13時以降は、詩の朗読会のため
展示のみのご観覧はできません)

○会場 松明堂ギャラリー(西武国分寺線鷹の台駅駅前)

詳しくは
http://shomeido.jp/gallery/


さて、次にナナオがサンフランシスコから持ち帰って、
翻訳されて出版された「オローニの日々」について。

翻訳者はナナオではありませんが、
企画者としてナナオが後書きに記しています。

「この本は日本の人たちがネイティブアメリカンの歴史を学ぶ
最良のテキストのひとつと確信。
二読し三読し、君のまわりの人々に廻し読みされることを!
さらに、半ばかびの生えた21世紀日本を吹きぬける、
そよ風となりますよう!」

詳しくは
http://www.peace2001.org/gpc/gpc_mn/mn_200306.html


さらについでに。
前に共有地の話がでてしましたが、
ぼくが住む長野盆地の犀川、千曲川沿いは、
地租改正も農地解放もくぐり抜けて、
地割慣行(割地制度)という江戸時代からの共有地が
高度成長時代の前まではかなり残されてきた地域です。
いまも実際に地割を行っている地区もあります。

では、なぜこの地帯に共有地制度が残されてきのか、
耕地が少ない盆地という環境がそうさせたのでは、
と思いますが、
しかし明確な答はみつかりません。
それでもこれをテーマにして
現代農業8月増刊号「21世紀は江戸時代」に
短い文章を書きましたので、
関心のある方は読んでみてください。
なお、この号には別の方が
「共有地の悲劇」への考察も書いています。

それと地球温暖化防止「長野モデル」が
どうやって策定されていったのか、
その過程を詳しく説明した文章も書きました。
これは「環境と公害」最新号に掲載されています。

それにしても低温の夏。
農作物にどんな影響がでるでしょうかね。
(他人事ではないぞ)








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