佐藤さん、はじめまして、葛貫です。
佐藤さん wrote:
> 7月26日の朝日新聞土曜版のフロントランナーに速水林業の活動が紹介されていま
この記事、読みました。
人工林のこの明るさが「世界一流」の証し
速水林業代表 速水 亨さん(50歳)
http://be.asahi.com/20030726/W11/0020.html
にアップされていました。
私は林学を勉強してきたわけではないので、見当違いなことを言っ
ていたら恥ずかしいのですが、東大の北海道演習林の林長だった
泥亀さんこと高橋延清さんの本の中にあった、「林分施業法」とか、
「極相の直前の状態に森林を保つよう収穫して行く」という話が印
象に残っており、今回、新聞の記事にあった
「『人工林が自然を壊し、手を入れない広葉樹林の自然は豊か』
の俗説をただしたかった」
「最も美しい森は、最も収穫多き森である」(ドイツの林学者、
アルフレート・メーラー)
と通じるところがあるのかな、と思いました。
東大北海道演習林のサイトに、林分施業法についての解説が
載っていました。
http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/hokuen/gaiyou/gaiyou.html
速水さんは、三重県の方なんですね。
昨年、ネット中継されたIBM環境シンポジウムの中にも
http://www-6.ibm.com/jp/company/envsympo02/program.html
三重県の環境活動(森林と清流)
http://www-6.ibm.com/jp/company/envsympo02/pdf_text/prog15text.pdf
という三重県の林業家の吉田善三郎のセミナーがあったのを思い出
しました。
失礼な言い方なのですが、林業や農業というと、今、斜陽産業とい
うイメージがあり、守る「べき」ものとして語られることが多いよ
うに思われます。でも、この方達は、積極的にかかわり「たい」も
の、その価値があるものとしてアピールしていらっしゃるんですね。
その違いは、すごく大きいと思いました。
中島みゆきの歌に、「風は北向きだけど、春の服を着るよ、寒い
と皆逃げてしまうからね」というような歌詞があったな(うろ覚え
ですみません)と思い出しました。
北風の中でも、春の服を着られるような、内側の熱さを持っている
人のまわりには、サポートたいと思う人が引き付けられてくるもの
なのかな、なんて、ちょっと思いました。
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