山口さん、おはようございます、葛貫です。
> 自己責任を担保するには、情報格差や情報操作の問題を解決する
> 必要があるでしょう。
はい、そう思います。
情報格差に関する問題は、インターネットが普及すれば、ある程度、
解決することができるでしょうか。
インターネットに接続できる環境にいるなら、知りたいと思えば
専門的なものを含め、かなりの情報を入手できるようになってきて
いる。詳しく書かれているものを何件か読んで、周辺情報をあたれ
ば、どのような立場から発信された情報なのか、おおよその見当を
つけることもできるように思われます。
「21世紀型の消費者政策」に目を通して、消費者の立場は、
今迄は「せんせ〜」と泣きついていけば、先生がしゃがんで顔をみ
ながら、泣くに至った事情を舌足らずに説明するのを、根気よく聞
き、問題点を察してくれていた幼稚園時代から、いきなり、自分の
責任で学校に来ているんでしょ、義務教育はすんでるんだから、と
いう高校時代へと移されたみたいだなと思いました。
義務教育の期間中に、発信されている情報を読み解くための最低限
の技、事細かい知識ではなく、調べる方法、とっかかりのみつけ方
のようなものが身につくようになっているかと思うと心許ないです。
また、あらゆるものについて、これだけの手間をかけ、チェックす
る気になれるかというと、そうでもないですよね(^^;。
> 情報についての時代認識は一応取り入れた
> ような形はとっていても、葛貫さんが懸念?されている意図的な
> 情報操作の被害者が自己責任を問われるかもしれない問題が派生
> しかねませんね。
はい。
海外の情報もあわせて本気で調べれば、個人でも、かなりの情報が
得られる今、「不測の事態」という言訳が、どの程度許容されるの
かということも気になりました。
消費者、商品・サービスの提供者、行政、いずれに対してもです。
あ、そうだ、別の話になってしまうのですが、
「人間活動の脅威、最大級 鹿児島、沖縄のさんご礁」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030602-00000016-kyodo-soci
という記事を見かけました。
陸上からの流入物が原因となると、サンゴがいる海だけではなく、
その海域に流入する河川の周辺の地域も含めて検討しなければなら
ない、大変ですね。
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