こんにちは、相川です。
環境(問題)の範囲って、よく分かりません。
「ほとんどなんでも有り」と、勝手に解釈して、具体例の思いつきをまた書いてみます。
以前書いた思いつきは、川の汚染など、悪影響・原因の種類や量などがはっきりして
いたと思います。
今回は、恩恵が、あまりはっきりしていない例です。
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調査対象として理想的なのは;
学校の近くに、子供たち、幼児とお母さん、お年寄りなどがよく利用する、
昔からの自然な、公園のような空き地・草原、或いは、神社の境内、等。
その場所について調べる。
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どういう形の場所か。(絵や図を描くといいと思います。)
例 広さ。地面の様子(平地、部分的な小山など)。草花や樹木の種類や量、生え
ている箇所。
造作物(社、便所、水飲み場など)。
どういう人が、どの様に利用しているか。
例 子供たち:○○ごっこ、○○秘密基地。
幼児とお母さん:子供を遊ばせる。知り合いの親子と遊ぶ・お喋りする。
お年寄り:体操。運動。幼児の相手。お年寄り同士のお喋り。絵を描く。詩を
詠む。
近くの作業場で働く人たち:昼食。昼寝。キャッチボール。
その人たちは、なぜ利用するのか。
特に、そこは彼らにとって、何がいいのか、どういいのか。
例 好きなように遊べる。同種の人(お母さん同士)と知り合える。いろんな人と
お喋りができる。
散歩する。本を読む。ゆったり休む。鳥の声を楽しむ。草花や樹木のせいか、
くつろげる。
その土地のための活動をすることで、人々に一体感ができている。
いつから有るのか。
例 10年前。戦後。江戸時代。
どうしてできたのか。
例 江戸時代に薪取りなどの入会地としてできたのが、そのまま残った。
明治時代に、この辺りの大地主が村の衆の集まりの場用に寄付した。
20年ほど前に、住民たちが○○のために自分たちで造った。
誰のものなのか。
例 市。神社。神社の氏子(?)たちの共同所有。町内会。不明。
どうやって維持されているのか。(人手、費用、決まり事、など)
例 普段の掃除。大掃除。地面や樹木などの管理・手入れ。
などなど
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一番大事なのは、そこは人々にとって、何がいいのか、どういいのか、ということです。
人々にとってその場所が、遊びとかの直接的な利点以外に、どういう恩恵を与え
ているのか。
地域にとって、そういう場所の大切さが見えてくると思います。
環境がもたらす、目には見えない、量としては測れない、恩恵があると思います。
また、そういう環境の維持のためには、実際面として、どの様なことが必要なのか、
それを持続的に実行していくためにはどういう工夫が必要なのか、という点も大事だ
と思います。
で、その場所の例から、生徒たちは何を発見し、何を考えるでしょうか。
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最初に書いたような理想的な場所が無くても、何か、どこか在るのではないでしょうか。
子供たちの方が知っているかもしれません。
調査は、生徒たちがいろんな種類の人々に聞いて回ることになります。
何をどう調べるかは、前の思いつきも同じですが、原則、生徒の立案で。
先生はちょこちょこと助言を。
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私は、ケヤキなど、背の高い(2階の屋根より高い位)木が好きです。
こういう木を見上げていると、それだけでゆったりした気持ちになり、安らぎます。
できれば、背の高い木の効用を調べたらいいと思うのですが、
さすがに、これはちょっと、掴み所が無いかなと思います。
それでは。
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