[BlueSky: 511] 議員の採決と有権者の投票


[From] Nagamitsu Teruyoshi [Date] Thu, 19 Aug 1999 19:02:54 +0900

すかさんへ

> ある自治体で市民グループが環境問題についての議員の意識調査をしました。
> その結果を公表するにあたって、個人名をだすかどうかが問題になったそう
> です。もし個人名をだしたら、選挙妨害だと議員から訴えられてもフォロー
> はできませんよ、と選挙管理委員会から忠告されたそうです。

議員も生活かかってますからね。
選挙前の世論調査も規制しようとしているし。

もっとも、上記の場合、選挙妨害だとうったえた議員は
有権者にわるい印象をあたえる環境意識をもっていることが明白になります。

> 議員は
> 自分のポリシーを競い合ってそれで有権者の支持を得るというのがたてまえの
> はずですよね。その議員たちが、自分の意見を公表されるのをいやがるのかな。

そりゃ、選挙で不利になるなら、議員はなんだっていやがるとおもいます。
ぎゃくに、有権者の支持をえるんためならなんだってやるとおもいます。
ですから、議会での情報を積極的に公開した議員の得票がふえる、といった
事例をつみかさねていくしかないでしょうね。

ところで、本会議の採決で誰が賛成・反対したかは、
傍聴にいった人ならわかることで、本来に公開されていることですよね。

たとえば、川崎市議会では議事録の議決結果を、

1)全会一致
2)賛成多数で可決
 会派名#名、・・・議員反対
3)反対多数で否決
 会派名#名、・・・議員賛成
4)賛成者なし

にわけて公開していました。
川崎市議会えらい!

また、
「議員情報埼玉」
というサイトは、
事実のみを正確にしらせるという姿勢に好感がもてました。

さいごに、高松市三木町議会にかんするページでは、
場外舟券売場に賛成と反対の採決をした議員の
議会での質問回数をのせていました。
統計的に検定してみると
場外舟券売場に賛成した議員は質問回数が有意にすくない
(Mann-Whitney test, p = 0.0157)
ことがわかりました。うーん興味ぶかい。

みなさん、サーチエンジンで検索してごらんください。



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