[BlueSky: 5109] Re:5107 植林活動を支援するネットワークゲーム


[From] "I..Inoue" [Date] Wed, 30 Apr 2003 17:02:32 +0900

いち早くこの件についてレスした井上です。

私も土田さんがおっしゃるように一番気になったのは
niftyとの関連です。
niftyに登録しないと参加できないような感じを受けました。
そうでないということをもっとわかりやすく表示された方が
いいと思いました。

理想は、子供たちが森や山に出かけて実際に自然に
触れることです。私もそのための活動をしています。

でも実際には多くの子供たちがゲームに夢中です。
いくら自然の素晴らしさを間近で説いても画面に釘付けです。
それなら、殺したり殴ったりするゲームをするよりは
自然の疑似体験ができるゲームの方が「マシ」だと
思います。ただ、刺激の強いゲームを楽しんでいる
子供たちを惹き付けることはとても難しいと思いますので
魅力的なゲームを開発していただきたいと願っています。

どちらからどちらへ向いてもいいのではないかと思います。
ゲームの世界から、自然に興味を持つという方向も
何もしないよりは、わずかでも希望があります。

自然農法のお話がありましたが、愛媛に
自然農法の神様みたいな福岡正信さんが居られます。
私は彼の本をドイツ語訳するという人の打ち合わせに
同行したのですが、福岡さん曰く、自分の本をインターネットで
紹介することは一切ならん!と。
あんなものが普及して、世の中がおかしくなったと。

私はその日福岡さんと4時間話しました。
内容は長くなりますので簡単に言うと、この地球の危機的な状況を
1対1で説いたり、本を読んでくれと言っても間に合わないと
思っている、ということを話しました。

そんな単純な話ではないのですが、福岡さんの素晴らしい
ところは、私のような、半人前の者の話に耳を傾け
そして、その中からわずかでも納得できることを見つけよう
とされる姿勢です。
インターネットなんかやってる者、と否定するのではなく
耳を傾けて、疑問は全て質問されて・・・。

そうして、私がHPで福岡さんのご本を紹介すること、
希望者には福岡さんの署名入りでお送りすることを
許可してくださいました。
そして、定価との差額を私たちの活動の足しにしなさい
と言ってくださいましたが、私は、いただいた値段で
みなさんにお送りしました。
少しでも多くの方に読んでいただきたかっただけですから。

私は渡邊さんの試み、たとえ営利目的でも
殺しあうゲームを作るより、希望があっていいと
思います。子供たちは、歌やゲームや絵本の中から
夢を見つけていくと思っています。

我が家の子供たちは今流行っている
「世界に一つだけの花」が大好きでよく歌っています。
何度も歌ううちに、あの歌の文句
ナンバーワンよりオンリーワン、一つ一つ違う種を持つ・・
そんな意識が育っていくのではないでしょうか。


井上泉


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