[BlueSky: 51] Re: みなさんこんにちは。


[From] altalife@yomogi.or.jp (altalife) [Date] Sun, 11 Jul 1999 08:02:21 +0900

"柳澤 あや" <ta624@my.email.ne.jp> さんwrote:

> 私は美術系の学生ですが、音楽や美術の分野でも、「エコロジー」とか
> 「環境」とか「自然」とかをコンセプトとして作品を作っているアーティスト
> もいますよね。
> 私も気が付いたときに紹介していけたらなと思っていますが、
> そういった作家や作品についても、追々教えて頂きたいです。
> それらは環境問題を解決する手段ではないかもしれませんが、
> 環境へのまなざしの一つとして、何かのヒントになるかもしれないし・・・・
> と思っています。

もう10年ほど前のことになりますが、拘禁二法案というのが問題になって
いたことがあります。そのとき、佐野元春というロックシンガーがこんなこ
とを言っていました。
「アーティストは炭坑のなかのカナリアなんだ」
当時、レコード会社のスタッフであった僕には何のことやらさっぱりわから
なかったのですが、彼によると、むかし炭坑夫が炭坑に入るとき、必ず、カ
ナリアを持って入ったというんです。なぜかというと炭坑のなかの酸素がな
くなってくるとカナリアが騒ぎ始める。それで炭坑夫は自分たちの危険を知
ったというんです。アーティストもこのカナリアをようなもので、なにか実
質的な活動に携わるわけではないけれど、危機に敏感に反応し、彼らなりの
メッセージを発することで一般の人たちがその危機を知らすことができると
いうことなんだと思うんです。(じつはこれは彼のオリジナルではなく、カ
ートヴォネガットという作家の言葉だったというのはあとで聞いた話なんで
すけどね・・・)。

そういう意味で素晴らしい活動をしているアーティストの方は多いですね。
僕の住む栃木県佐野市地方にも、アートの根元は土や農にあるといって、
こちらに移住されてくる方もいらっしゃいます。
でも、若いミュージシャンたちも相当意識が変わって来てまよ。子どもを持
つことで変わったCHARAさんなんかがその良い例ですね。

でも、柳澤さんのアイデアいいですね。僕の関わっている雑誌でもそうした
アーティスト紹介するように働きかけてみましょう。もし、推薦できるよう
な方がいたら教えてください。


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上岡 裕  "altalife"
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