こんにちは、小宮です。
あれから少しフセインがやったことについて
いろいろニュースで聞きました。フセインはかなり
ひどいことをやっています。クルド人を毒ガスで
5000人虐殺したり、自分に反対する勢力を処刑
したり、国内の世論を弾圧し、恐怖政治をひいて
います。非常に危険な人物でしょう。
しかし、それでも今回の戦争はまちがっていた
と思わざるをえません。当初アメリカは、短期で
バグダットを攻略し、イラクを武装解除し、イラク国民を
フセインの圧制から開放するというシナリオをたてて
いたようですが、全然うまくいっていないようです。
激しい砂嵐にはばまれて進軍も止まっているようですし、
当初すぐに降伏するだろうと思われたイラク軍も、
強固に抵抗して、アメリカ側の死者も増えているようです。
空爆は激しさを増してきましたが、昨日は一般市民の民家に
爆弾が落ち、多くの市民がなくなったようです。バグダットの
ルポをＴＶで見ましたが、市民は全員カメラマンをにらんで
いました。市民のなかで反米意識が急速に高まっている
ようです。そりゃそうでしょう。誰だって自分に爆弾をうちこむ
ものを歓迎するわけはありません。毎日誤爆誤爆誤爆、
軍とは関係ないＴＶ局に空爆し、生物化学兵器は見つからないし、
戦闘ではクラスター爆弾や劣化ウラン弾まで使って、
占領した都市では星条旗を掲げる。いくらフセインが
ひどいからといって、こんなめちゃくちゃなことをやっていて、
イラク市民が歓迎するわけはありません。
これからアメリカ軍は銃を持った一般市民と戦うことに
なるのでしょう。女性や子供が銃で向かってきて、それを
撃ち殺さなくてはいけないのです。
しかし本当に、平和なときは人権人権といって、人が一人
殺されただけでも莫大な訴訟になるというのに、戦争では
こうも簡単に大勢の人が死んでしまうというのは不思議な
ものです。戦争を命じた人達は、安全なところで豪華な
食事をとっているんでしょうが、そういう人達が、前線で
戦っている兵士の命を握っていると思うと悲しくなります。
戦死した兵士の遺族は、ブッシュを訴えるべきですよ。
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