[BlueSky: 4976] Fw:[assist:00168]


[From] "Takashi Suzuki" [Date] Wed, 19 Mar 2003 21:12:10 +0900

2通目です。
May peace prevail on earth

鈴木 隆 
shienron with infinite love

----- Original Message -----
From: To: <>
Sent: Wednesday, March 19, 2003 4:35 AM
Subject:[assist:00168]


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お世話になってます ところで、世も末です。

以下転載転送大歓迎 けど今回はちょっと理性を失ってるんで雰囲気違います。読み
流してくださって結構です。それもそのはずこんなことが現実やとは思えへんから。
開いた口がふさがらへん。ありえへん。ありえへん時代に生きてます。けど、書きま
したけど、とりあえず、笑い飛ばしましょう。やつらを、戦争をしたがるやつらを、
まずはコケにしてしまいましょう。自分の心の中で。それからです。
アホや、と一蹴して、動じず、あたふたせず、しかし、怒り、憤り、悲しみ、ゆえ
に、自分のできることを堂々とやる。
自分は、書き続けるつもりです。いつも通り。伝えなあかん。戦争は、僕を止めれへ
ん。人の力を、人々の力を、止めれへん。なんといっても、劇的に格が違う。

とゆうことで、次回からはまた普通にもどります。番外編とゆうことでお許しくださ


タニザワ
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保養地で、国連は捨てられたようだ。えらくあっさりと。国

連の長年の蓄積とはつま
り無意味だ。
保養地で、戦争が決められたようだ。えらくあっさりと。「正義」とは「悪」だ。人
の命とはつまり無意味だ。
これは、激しく質の低い戦争映画や。フィクションや。俺はいつまでも言い続けてや
る。これは、フィクション。戦争など、どこにもない。起こらへん。
愚劣な大根役者のオンパレード。気分が悪い。胸糞悪い。

個人への誹謗中傷は極力避けてきたつもりやけど、いよいよ今日は何もゆわへんかっ
たら男が廃るぜ。批判あるかもしれんけど、敢えてゆわせてもらう。同じ気持ちの方
は、とりあえず大声で叫んでみませう。少しはすっきりします。とりあえずは。

ブッシュのアホ 恥を知れ 
ブレアのアホ 恥を知れ 
アスナールのアホ 恥を知れ
ブルガリアのアホ 恥を知れ (もうヨーグルト食わへんからな)
小泉のアホ 恥を知れ

彼らの脳裏に、空襲で生き埋めになるおっさんの姿も、木っ端微塵になった家を呆然
と見つめる少年の姿も、電気の供給されない病院の暗い部屋でただ子を看病するお母
ちゃんの姿も、ない。完全な、想像力の、欠如。
彼らの脳裏に、一人息子を亡くした親父の気持ちや、夫が戦場に駆り出された嫁はん
の気持ちや、ただ家で銃声を恐れる少女の気持ちへの、共感など、ない。完全な、想
像力の、欠如。つまり、人間性の、欠如。

所詮はアホども。

さて、彼らを選んだのは誰なのか。19歳、俺は思う。
全ての参政権保持者へ。あんたも共犯。戦争犯罪人になるかもしれへん。それをまず
自覚していただきたい。あんたの一票が、最終的にイラクの僕の友人を殺すことにな
る可能性もあるんや。世界を、無法地帯に変える可能性があるんや。国際法の先生の
職を奪う可能性があるんや。

俺が履修した国際法の授業は、このままでは無効になってしまう。国連も、無意味な
存在と化そうとしてる。
100年後、絶対歴史の教科書に載る。そして後世の人々に、「愚な奴ら」と称され
る。そうゆう滅茶苦茶な時代に生きている。

自分らの「正当性」がないことを知って、話すとゆう知的な場から逃げた、米英よ。
あんたらみんな力好きみたいやけども、もうちょい頭の力を鍛えた方がええよ。安保
理での決議を行わへんとゆうことは、つまり、安保理を蹴った、とゆうことやね。今
すぐ国連脱退したらええやんけ。俺は知らん。勝手にせえ。けども、安保理の場を
去ったあんたらが、イラク攻撃の理由として「安保理決議1441」を掲げてるの
が、俺にはすげえ滑稽に映る。笑える。その矛盾に気付かへんとは、あんたらは幸せ
者やわ。自分のアホ度を世界に強烈にアッピールして。
けど関西人として、そんな劇的に低質なギャグを認めるわけにはいかへん。絶対に俺
は認めへん。
「世論に従うと間違いもある」。ああ小泉よ。確かに世論は間違った。あんたを選ん
だ。そしてあんたは、世論で出来た自分の存在を自ら否定したわけや。俺にはわかっ
たぞ。政治とはつまり、ジョークである、と。劇的に下らん、ジョーク。もうたくさ
んや。あんたに日本を背負うのは、無理。その頭では、無理。なんなら俺が代わって
やってもええ(あ!ゆうてしもた。ついにゆうてしもた)。まだマシかもしれんで、
あんたより。

日本国憲法9条が読めへんあんたのために、池澤夏樹さんがわかりやすく訳してくれ
てはる(仮の訳)。口に出して読め。1日10回はノルマやで。
「1 この世界ぜんたいに正義と秩序をもとにした平和がもたらされることを心から
願って、われわれ日本人は、国には戦争をする権利があるという考えを永
遠に否定する。国の間の争いを武力による脅しや武力攻撃によって解決することは認
めない。
2 この決意を実現するために、陸軍や海軍、空軍、その他の戦力を持つことはぜっ
たいにしない。国家というものには戦う権利はない。」
(池澤夏樹 メールマガジン「新世紀へようこそ」 096 より転載)

はっきりゆうて、俺自身この文章とゆうか「気持ち文」を書くべきかどうか迷った。
とゆうのは、俺はイラクから帰ってきて現地との温度差にめっちゃビックリしたけ
ど、だからこそ逆に、自分はそうゆう「戦争したい人間(そうゆう奴を人間と称すの
かどうかは別にして)」達がどれだけ「戦争や!」と騒ぎ立てようとも、超然として
それを無視し、「アホやねえ!いや、ほんまにアホやね!」と笑い飛ばしてやろうと
思っていたからだ。その気持ちは、変わってへん。正直俺は、そんな愚な人たちに真
正面から対抗することほど、アホらしいことはないと思う。無駄なエネルギー使うだ
けかも知れへん。なんせ、俺らが楽しいことやって、いろんなとこ、いろんな国の人
らと手つないで、フッ、と笑い飛ばす、しかも鼻で軽く笑い飛ばすだけで、奴等は飛
んでいってしまうんやから。

その「笑い飛ばす」ひとつの手段として、今までひたすら文を書いて、イラクのおっ
さんやおばはんや大学生やオネエチャンのことや子どものこととかいろいろ人に伝え
て、イラクの人々についてちょっと想像してみる際のヒントみたいなんになればええ
なあと思って、ごくごく微力ながら毎日過ごしてきた。そうゆう意味では、俺はイラ
クで出会った友達やおっさんと一緒に、一緒に戦争を笑い飛ばしてる意識すら持って
る。文を読んでくれはった方々も、もしそう思ってくれてはったら、つまり「ああ私
イラクのあのおじさまと一緒に戦争を笑い飛ばしてるわウフフ」などと思ってくれて
はったら、嬉しい。

情勢は緊迫している、らしい。あくまで、らしい、だ。楽観的な雰囲気の中イラクを
出てきた俺は、日本で流れる情報を疑いがちや。つまり、これは温度差の問題で、日
本にいたら今すぐ戦争ってな感じやけど、現地では割とそうでもなかったりするとゆ
うこと。

当たり前といえば当たり前で、おっさんは稼がなあかんから、今日もチャイ屋を開
く。そこに、仕事を探してたけどちょっと休憩、みたいな客が来る。昨日のあの番組
見た?としゃべる大学生コンビがいたり、トマトいくら?みたいな会話がなされる市
場も通常通り営業する。タクシーは相変わらずぼろぼろで、道には常にクラクション
が鳴り響き、中国製2階建てバスに人がわれ先にと乗り込み、親父どもは肩をバシバ
シたたいてはキスし合い、学生は英語の試験勉強をし、少女はある青年のことを想
い、お爺さんは今日も水タバコとバックギャモンを楽しむために喫茶店へ入る。今日
も、明日も続く日常。

こういった、限りなく繰り返されるそれぞれの日常に思いを馳せるとき、「"見切り
開戦"不可避か」とか「国連協議 打ち切り合意」とか「米英、週内にも攻撃」とか
いった報道を、俺は笑い飛ばす。例えそれが現実やとしても、笑い飛ばす。真剣に、
どないしたらええんや、と道を探るべきかも知れへん。けど、何よりも先に、俺は笑
い飛ばす。でないと、気分が悪い。腹立つだけやから。

「米英 修正決議案取り下げ」。率直にゆうて、もはや疑問や怒りを遥かに超えて、
あきれた。いや、むしろ、今一時的に無感情になっている。ボケーっとしている。呆
れをも、通り過ぎたらしい。「外交」とゆう言葉は、つまり無意味らしい。

アホどものやること、コメントに値せえへん。
超然主義で、無視し続けるしかない。ずっと、見下し続けるしかない。なんてアホな
奴らや、と。僕はとりあえず今そう思う。

そやから、何事もないかのように、戦争など迫ってへんかのように、今まで通り、イ
ラクで出会った人たちについて書き続ける。伝え続けたい。想像力のヒント、これが
積み重なっていけば、いつかはわからんけど、互いの顔が見えるええ関係が出来てい
くと思う。そうなってほしい。そうなるように、自分のやれることやるしかない。

一言、付け加える。日本人の一人として、僕は日本国憲法を誇りに思う。交戦権を否
認する。戦っては、ならない。
イラクにいる全ての人々、僕の友人、「盾」と呼ばれる日本人の知り合い、そして米
兵、周辺諸国の人々、全ての人々の無事を、僕はひたすら祈っている。今は、正直、
泣きそうな気持ちでもある。けど、戦争回避の道を、絶対に、絶対に、絶対に、諦め
たらあかんと思う。イラクの一般ピープルの生活が、これ以上混乱せんように、そし
て人々の顔が悲しみや怒りで歪まへん様に、あの笑顔がいつまでも続くように、祈り
ます。ひたすら祈ります。

2003.3.18
谷澤壮一郎
pulausoichiro@h6.dion.ne.jp
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