荻野様
ありがとうございました。溝渕です。
> 恐縮ながら、これはつまり「何かやりたいことない？」
> ということですよね。
> これだと、主観ばかりを強化してしまうような気がしますが・・・
そうですね。その可能性も否定できません。
そこで、「サポート」だけでなく、その流れを生かしつつも
学芸員やスタッフが「ファシリテート」し、思い込みがあれば
それを解きほぐしていく必要性は感じています。
> コンクールといえば
> 「読書感想文コンクール」というのは良く聞きますが、
> 「読書要点整理コンクール」というようなものは聞いた覚えがない。
私も、論文を書くときに、要点整理は大前提とされていますが、
学校の国語はそういった内容を体系立てては伝えていないように思います。
我が身を振り返ってみると、国語の定期試験の勉強方法の主流が、
授業内容の暗記だったというのは、非常にナンセンス。
要点整理コンクールは、面白いアイデアですね。
> 「何かやりたいことない？」と子供に聞けば、
> 「宇宙遊泳してみたい」などという意見が出そうですが
> そういうのは却下されちゃうのかなあ。
>
> 私なら、それは「無重力」を体験したいということなのか確かめて、
> そもそも、宇宙空間が無重力と考えるのは間違いであり、
> 宇宙船内（外）が無重力なのは、軌道に乗って重力に引かれるまま
> 落ち続けているため、その影響が相殺されているからで、
> 地上でも、私たちが太陽に引っ張られていると感じないのも
> 同じ理屈であることを教えて・・、
> つまり地上でもどこかから「落ちている」間は「無重力」
> であることを説明して、「パンジージャンプ」を体験させたりして・・・
> （年齢制限にひっかかる？？？）
> NASAの訓練や、ハリウッドの映画のように飛行機を
> 弾道飛行させて・・ということが出来るとおもしろいかも知れないけど・・・
> （お金かかる、莫大なエネルギー消費する）
そういうのがしたい！と思いますが、おっしゃる通り、予算の問題も…。
こっちもアイデア勝負のところもありますが。
募集に際しては「なるほど、これくらいのイメージだな」と検討のつくような
テーマをいくつか、ポスター等に載せてはどうかという案が出ています。
例えば、（趣旨は割愛しますが）「カラスはなぜ人を襲うの？」、
「化石はどうやってできるの？」というような。
そう考えると、「これがしたい！」というより「これどうして？」という声を
引き出して、それをきっかけにより深い研究に誘い出すということですね。
> 子供の理科離れどうこうより、「大人がちゃんと分かっているのか」
> ということの方が、やはり、重要ではないのかと私は思います。
> コンクールより、こういうことをきちんと整理する方が
> 先ではないのかしら・・・
そうかもしれません。もしくはそれも並行して、それも含めて進めていければ
いいのですが、これに関してはこの立場、やり方で進むでしょう。
私「個人」としては、そうした整理もしようと思います。
溝渕清彦
mizo@dii.co.jp
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