[BlueSky: 4926] Re:4922 教育問題


[From] "荻野 行雄" [Date] Wed, 26 Feb 2003 18:02:29 +0900

 鈴木さん

 あなたは「たし算・かけ算」のなんであるかを
ご存知でしたか。
 子供に「地球が丸いなら、どうして下側の人は落ちてしまわないの?」
と聞かれたらどう答えますか、いきなり引力を持ち出しますか。
 (これは自分の身体感覚を拡大解釈する事による混乱です。
  自分を沈黙させられないことが原因です。
  詳細は私のHP「下はどっちだ」をご覧ください)


>学校が教育機関としてうまく機能しない原因は、
>つき詰めれば「連帯の欠如」である。連帯は、信頼と言い換えてもよい。

 学校が教育機関としてうまく機能しない原因は、
「実は何も教えていない」ということです。

 教えているつもりで覚えさせているだけで、
教育機関になっていないのです。
連帯どうのというレベルの話ではありません。


>同じ目的地をめざして、一人ひとりが自分のやり方で歩いてゆ
>く。それを助けるのが、学校であろう

 私は、可能性を拡大するのが学校のはずだと思いたいです。
「同じ目的地」など、ぞっとします。

> 大学の定員制および入試の廃止。高校検定による学力認定=高卒資格。
>高校入試を無試験に。小中学校の学区制廃止。学校経営権を校長へ、
>そして父母などによる学校理事会の形成などなどです。
> これらの改革案は、全体としてひとつであり、部分だけ
>を取り出して行えるものではありません。
> つまり、これは耐用年数を過ぎた現在のシステムを
>完全に取り替えることを意味しています。基本OSの交換です。

 実際にこんな事をすれば、基本OSはそのままで、
ハードだけ取り替えたようなことになり、大混乱になるでしょう。
 学校長は父母の顔色をうかがい、学校で何らの事故も
起きないようにさらに細心の注意を払うようになって、
無菌培養の現実対応力のない生徒がますます増えるでしょう。

>私としては、現在の教育問題が、このような
>根本的な変革を必要としていることを共通認識とした上で、
>今、ここ白河で何をなして行ったらよいのかを考えたいと思っています。

 何が根本的な改革で、誰の共通認識なのか
白河で、松平定信を育てようというのか、
それとも保科正之か、とても楽しみです。

  ● 
| 荻野 行雄 ogino.yukio@nifty.ne.jp
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