[BlueSky: 4914] Re:4912 不登校問題


[From] "yuichiro komiya" [Date] Mon, 24 Feb 2003 23:02:12 +0900

土田さん、安田さん、萩野さん、小宮です。
ご意見ありがとうございます。いろいろと勉強になります。

僕もあれからいろいろインターネットで調べてみましたが、
とてもよく不登校の原因を考察してあるHPを見つけましたので、
紹介します。

不登校の生徒を受け入れているパブリックスクール
型の高校、日生学園のHPの中のコラム
「なぜ不登校になったのか」

http://www.nissei.ac.jp/futoukou/idea/naze/1.htm



あえて要約するなら、真面目過ぎたり完璧すぎたり、その他
ちょっと他と違う感性や個性を持った生徒が、日本の学校
(または社会)という、「違いを大切にするのではなくて平等を
重んじる」枠の中にいれられ、その枠組みから排除されるか、
もしくはうまくやっていくため自分で他と違う部分を押さえ込んで
しまおうとして、結局学校に行けなくなってしまう、ということです。
うまく要約してないかもしれないので、興味のある方は、ぜひ
本文を御覧になってください。

また、このHPには他にも不登校に関して様々な考察が
なされています。

http://www.nissei.ac.jp/futoukou/idea/idea_main.htm

これらの話が本当なら、今日本の子供たちがおかれている
状況というのは、あまり楽観できるものではないかも
しれませんね。

萩野さん:
>  ところが最近、とても「あの」感じをうまく表現している
> と思える一文を発見しました。
>  以下その部分を引用します。 
>    ロシア語通訳・作家 米原万里さんのインタビュー記事です。
> http://www.wendy-net.com/cyumoku/159.html

記事読みました。非常に共感できます。
--------
みんな目的は「幸せになること」のはず。「いい学校入って、
いい会社に行く」のはあくまで手段なのに、それが逆転し"手段"が
極端に肥大化して"目的"になってしまっているのが、日本社会の問題
なのではないか。それは今も続いているような気がします。
-------
なんて、まさにその通りだと思います。

ちょっと余談ですが、僕も学生時代一年間ばかり不登校のような
ひきこもりのような、学校にほとんど行かず部屋の中にいて
ファミコン(あの当時はファミコンでした)ばかりしている時期が
ありました。まあ、今はなんとかサラリーマンをやってますが…。

>  一旦学校を休み、「世間」からずれると、
> なんだかもう、「世間」の反応とか、有様とか、全て嘘臭く思えてきます。
>  というか、実際嘘じゃないのか。
>  嘘で取り繕っているくせに、自分たちはそれを本当と
> 思っている、思おうとしている様に見えてきます。

僕も実際今の世の中めちゃめちゃだと思っています。イラク問題や
政治の汚職とか真面目に話すのもばからしいほどです。もっと身近
な所では、職場とか、本当に矛盾だらけ、嘘のかたまりです。
でも、自分もそうなんですよね。僕が部屋に閉じこもっていたときは、
世間もいやだったけど、それと同じくらい矛盾してきたない自分が
いやで許せなかったのかもしれません。

でも、最近はちょっと考えかたが変わってきました。嘘つきで矛盾
して、自己顕示欲のかたまりなのが人間なのではないかと。
どんなに偉い人でも、ある面からみれば、ばかで虚栄心だらけ、
もちろん自分も含めて。それが人間というものではないかと
思うようになりました。そう考えれば、自分のみにくさも少しは
許せるし、他人のみにくいところも少しは我慢できますしね。
そういうお互いの悪いところ、もしくはいろいろな人の違いを
許容して、共存できるような社会に日本もなればなあと思います。





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