[BlueSky: 4869] 科学誌「危険な論文」掲載拒否も


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Sun, 16 Feb 2003 19:45:57 +0900

こんにちは、葛貫です。

“サイエンスなどの科学誌、「危険な論文」掲載拒否も”

 世界の主要科学誌32誌の編集者は15日、先端研究の成果が
テロに悪用されるのを防ぐため「潜在的な危険性」のある論文を
慎重に取り扱うとの共同声明を発表した。・・・中略・・・今回の対応
について、各誌は「テロの時代にあってはやむを得ない」と判断
したという。ただ、研究成果を第三者が検証しにくくなる恐れが
あるほか、「検閲に当たるのでは」との批判も出そうだ。

という記事が、先程、朝日新聞のサイトにアップされていました。
http://www.asahi.com/national/update/0216/016.html

もっともらしい話ですが、「潜在的な危険性」を持つ先端研究が
できる資金・人材を有する機関が、その知見や技術を悪用しないと
は限らない。「潜在的な危険性」のある論文は、起こり得る最悪な
ことを避けるために、多くの人の目にさらした方がいいような気も
するのですが、どう思われますか?


「世界中どこでも人がすることに変わりはない。自分と家族と隣人
たちが安楽に暮らせるように地道に努力すること。それ以外に何が
あるか。」池澤夏樹さんの『イラクの小さな橋を渡って』という本
のあとがきの一節です。

 # 英語版PDFファイルが下記サイトでダウンロードできます。
 http://www.impala.jp/iraq/index.html

各地の「安楽」の質の落差、それを守る手段の落差、理不尽ですね。


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