[BlueSky: 4867] Re:4863  本が読めない子ども


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Thu, 13 Feb 2003 11:33:21 +0900

こんにちは、葛貫です。

本、印字された物による伝達についての雑感です。

考えてみると字や本が普及する前は、情報は口伝だったんですよね。
私など、活字になっているだろうなと思うと、後で調べればいいさ、
いつでも読み返せるし、という思いが下地にあるので、今、ここで
伝えられようとしていることに、すごくアバウトに対応しているよ
うに思われます。本が普及する前の人が見たら、集中して聴いたり、
記憶したりする気がない困った奴だということになってしまうんだ
ろうな(^^;。

識字率が上がり、印刷技術が発達して、紙が比較的安価に手に入る
ようになり、広い範囲、長い時間、情報を行き渡らせるのに本や文
章による伝達は、低コストな方法だった。今迄の情報の多くは本の
形で残されており、読解力のない子は困ったものだという話になっ
ている。ある意味で、これは、今迄の情報発信者の言い分なのでは、
とも思います。

デジタル化した情報を記録する媒体が小型化し安価になり、通信技
術も発達して短時間に沢山の情報を送れるようになった今、自分が
伝えたい質感を、一番確実に低コストで伝えたり、残したりする
方法って、音も含めた動画で表わす、絵や写真で表わす、文章で表
わすの、どれになるのかなと思います。

今の子供達は、今迄に、蓄積されてきた情報を受け継ぐために、
読解力をつけてね、と言われている。

彼らは、ただ上手に歌を歌えるのではなく、歌って踊れることが
カッコイイ、ただ誤字脱字、文法上の誤りのない文章を書ければ
いいのではなく、それにマッチする絵や映像がついているともっと
素敵、等々という同世代とのやりとりの中で日常を過ごしていて、
自分が伝えたい質感を上手に発信したり、記録する方法を身につけ
たい、試したいとも思っている。

時間や気力を上手に配分するのは、結構、大変ですね(^^;。


水崎さんwrote:
> 自分たちの生活に直結した情報は、極端に減っているのではないでしょうか?
> 友達の生活や町内の噂は、インターネットには載りませんから。

中学生くらいになると、学校の友達とインターネットでチャットを
していることもあるようです。それぞれ部活、塾、等々で忙しく、
それが済んでからだと、会いに出かけるには時間が遅過ぎるので、
複数で話せるMLやチャットは電話より便利なものなのだと思います。
必要な情報があるサイトにリンクさせることもでき、伝言ゲームの
ようなミスは減りますし。夜更かしは困りますが(^^;。
上手に使いこなせるようになるといいですね。



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