葛貫さん みなさん
須賀です。
> 私は行政について全くと言っていいほど無知なのですが(^^;、
> もし日本で、このようなサンゴの異常が発見され、汚水処理の改善
> が、まず取り組める方策だと判断された場合、どの行政機関に話を
> 持っていくことになるのですか?
>
> 人的被害がでた場合は厚生労働関係の行政機関、漁業被害がでた
> 場合は農水関係が関わってくれそうですが、この場合は、環境関係
> の機関になる(窓口になってもらう?)のでしょうか。
僕も行政組織のしくみについては、研究職員としてその末端に
ぶらさがっていながら、とまどいを感じることがよくあります。
このサンゴについての場合についてはわかりませんが、一般論と
してこういう場合の窓口に関して思いつくことを書いてみます。
国や
http://www.kantei.go.jp/jp/link/server_j.html
自治体のホームページ
http://www.nippon-net.ne.jp/index.html
には、その組織図やそれぞれの仕事の分野を説明したページが
あります。また、全般的な意見の受付窓口がホームページ上の
比較的みつけやすいところにあることもあります。
そういったものを参考にしながら、関係しそうないくつかの窓口に
意見を送るのがいいのではないでしょうか。
行政組織はそのなかでこまかく仕事がわかれていて、担当部局
単位では、あらかじめわりふられた仕事以外にはなかなか対応
できない場合がよくあるように思います。また、同じ課題でも、
担当者がかわると対応がかわる場合もありますし、担当者に
動きたい気持ちがあっても動けない場合もあるようです。その
あたりは、各部局にわりふられている仕事の量と人員の比率や
そのなかでの仕事の優先順位のつけられかたによってきまる
部分が大きいのではないかという気がします。
担当部局がはっきりわかる場合はいいのですが、いくつかの
部局にまたがるテーマや、あたらしい課題を行政のなかに
もちこむようなテーマの場合には、やはりいくつかの部局や
組織の上層部にはたらきかけていかないと、実際問題として、
個別の部局のひとりの担当者のちからではどうにもならない
ことも多いように思います。
ちなみに長野県の場合には、
・「県民のこえ」ホットライン(担当部局からの回答がほしい場合)
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/hotline/top.htm
・知事へのメール(田中康夫知事によんでもらいたい場合)
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/governor/govinfo.htm#3
という2つの大きな窓口がホームページ上にあり、このほかに、
・各担当部局の連絡先がホームページ内の各組織
http://www.pref.nagano.jp/gyousei/sosiki/sosiki.htm
のページにあります。
環境省の場合にはここ
http://www.env.go.jp/moe-mail.html
農林水産省の場合にはここ
http://www.maff.go.jp/feedback.html
が、それぞれ全般的な意見の受付窓口になっているようです。
-----
須賀 丈(すかたけし)
長野県自然保護研究所
電話026-239-1031
Fax026-239-2929
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。