[BlueSky: 4627] Re:4626 Fw:4621


[From] "kanozo" [Date] Wed, 16 Oct 2002 09:14:04 +0900

松尾 様  寺尾礼二@完オゾです。

メール有難う御座います。
長野の取引先に尋ねましたら、毎日交換しても安心出来ず、
関係者は困惑しているとの事です。
http://www.shinmai.co.jp/news/2002/10/12/009.htmまた、
マニュアル通りに実施しても必ず完全とは言い切れ無い様
です。 感染事故後に、茨城県石岡市や宮崎県日向市の関
係者と面談し意見交換をさせて戴きましたが、因果関係が
不明の為か、石岡市は現場の施設関係者3名が書類送検
されています。

マニュアルには強制権限が無い為か、感染事故では、厚生労
働省への責任は期待出来無いと思いますので、完オゾ協議会
から、感染防止への啓発活動として下記メールを会員及び関
係者へ送信する予定です。
長文ですがご参考にして戴ければ幸いに思います。
                                 不備
*****************************************************
完全オゾン処理型循環ろ過機器安全推進協議会
<略称・完オゾ協会> 会長 寺尾礼二  kanozo@i-kochi.or.jp
東京都千代田区麹町1丁目3番地 麹町第2センタービル602号 
電話 03−3221−1808 fax03−3221−1159
  http://www.i-kochi.or.jp/hp/terao/kanozo/
*******************************************************
完オゾメールニュース

1.疑わしい施設は使用禁止
「公衆浴場利用者がレジオネラ菌に感染する例が全国で相次いで
いる問題で、厚生労働省は16日までに感染源として疑わしい施設が
見つかった場合は、確定する前でも使用注視を要請すると共に、
患者の発生情報を収集するよう各都道府県に通知した。」
と9月17日付けの新聞各紙で発表されました。
このまま事故が相次げば、公衆浴場以外の入浴関連施設
(ホテル・老人ホーム等)に対する規制が出来ることも考えられます。
また、各地で保健所等の立ち入り調査も相次いでおり、それにかか
わる結果の公表についても論議されております。

2.死者7名に・・・
日向市のレジオネラ菌感染事故の死者が7名になりました。
日本最大のレジオネラ菌による集団感染事故となり、今後の賠償問
題の解決にも多くの労力が必要となると思われます。
(以前発生した石岡市の死亡事故は、2年経った現在も係争中です。)
事故が起こった場合の責任は、施設管理者が問われることになります
が、風評被害などで地域全体に与えるダメージも大きな物があります。

3.塩素殺菌
塩素殺菌における最も重要なことは、濃度管理です。
厚生労働省の指針では「0.2〜0.4ppm/2h以上」とされていますが、
この通りに管理をしても、レジオネラ菌が検出されている施設もあります。
また、レジオネラ殺菌ばかりに重点をおくあまり、規定値以上の
塩素濃度を維持した場合は、入浴者の方への害も危惧されており、
特にアトピー性皮膚炎との関連は度々問題にされております。
また、塩素成分により温泉の泉質の変化も考えられます。


4.「老人保健福祉施設建設に関する総合講座」で当協議会資料を利用。
10月7日〜8日にすまい・るホール(東京都文京区)で開催されました
「老人保健福祉施設建設に関する総合講座」
(シルバーサービス振興会http://www.espa.or.jp/主催・厚生労働省他後
援)に当協議会の資料が利用されました。昨年までは、厚生労働省ご関
係の講師各位でしたが、今年から、国土交通省から講師の方も加わり、
建築・運用を中心に次年度施設建築予定者。・計画者を中心に約260名
の方々が参加されました。
講習会で、当協議会の資料が利用されるのは今回で3回目になります。


5.掛け流し式浴槽でも
長野県の2箇所の掛け流し式浴槽からもレジオネラ菌が検出されました。
この施設は、直接外部の源泉から引湯し、流し放しで使用している浴槽
です。<信濃毎日新聞より レジオネラ菌かけ流し式の丸子の特養でも
http://www.shinmai.co.jp/news/2002/10/12/009.htm
しかし、バイオフィルムの付着や源泉水の汚染、保菌者の入浴など様々
な原因が考えられますが、まだ原因は特定されていないようです。

6.安全宣言を出しませんか?
上記のように、入浴施設にかかわる動きは大きくなってきております。
独自に調査を行い、いち早く安全宣言を出すことが重要だと考えられます。
当協議会参加企業の製品納入先では、レジオネラ事故が頻発する前から、
納入業者協力のもと、定期的に種々の水質検査を行っており、利用者の
方々に安全で心地よい入浴を楽しんでいただけるように努めております。
水質検査結果を入浴施設の浴室入り口に定期的に、レジオネラ菌等の水
質検査結果を情報開示され「安全宣言」する事をお勧め致します。

7.安全な入浴について
当協議会でも、現在まで様々な学会や協会・説明会などへの講師派遣や
資料提供を行ってまいりました。今後も、ご依頼があれば講師派遣などを
引き続き行っていきたいと考えておりますので、お気軽に下記までご相談
下さい。
----- Original Message -----
Sent: Tuesday, October 15, 2002 10:01 AM
Subject:4626 Re:4624 Fw:4621


> 松尾です。
>
> まず原因を追及することが一番だと思いますが、
> 毎日お湯を完全に交換している条件で、レジオネラが
> 繁殖するとはちょっと考えられないと思います。
> 保菌者が入浴して感染のおそれというのも否定的でしょう。
>
> 厚生労働省の指導マニュアルを遵守していれば
> 問題はないでしょう。
> それで問題が起こったら、それは国の責任だと思います。
>
> リスクを回避するならば、温泉には行かないことでしょう。
>
> #昨日、大分県の長湯温泉に行って来ました。
> #炭酸泉で、泡泡になる温泉です。
> #とても良かったです。
>
> >また、温泉の循環風呂でも、毎日入れ替えの場合は、最
> >初に保菌者が入浴すると、後から入る方に感染する恐れ
> >が有りますので、毎日入れ替えていても、決して過信・安
> >心をし無い様、寧ろ、完オゾ方式では、入浴中は、30分
> >に1回の割で、浴槽の中の水が機械室でオソン殺菌処理
> >され、循環していますので、寧ろ安全性が確保されています。
> >
> >厚生労働省生活衛生課では、各都道府県から、塩素使用
> >の循環ろ過機器では、0,2ppm〜0,4ppmの塩素濃度
> >で、一週間に1回水の入れ替えをして、湯温を60度以上
> >にして使用する様、マニュアルを作成し指導していますが、
> >バイオフィルムやレジオネラ菌自体の耐性化等で完全な
> >対策とは言い切れ無いと思います。
> >何れにしても、事故が発生するとあくまで、施設の運営・管
> >理責任を問われると思います。
> >
> >厚生労働省の指導マニュアル実施以上に塩素殺菌のみ
> >の方法に頼らず、塩素以外の方法や、日頃からのこまめ
> >な清掃や使用機器の特性や詳細な入浴状況等運営管理
> >を掌握する事が大切と思います。
>
> --
> Kazuhiko Matsuo




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