[BlueSky: 4353] Re:4341 「環境問題」と「時間と空間」と「人間」と・・・・・


[From] "Etsuko Tanaka" [Date] Wed, 5 Jun 2002 14:48:52 +0900

ゲンゴロウさん、みなさん、
こんにちは。田中です。

【ゲンゴロウさん】:
> 「解決できることもありそう」は、この餓鬼が多くい
> るこの世の中では、あまり期待できそうもないように
> 私には思えます。

そうでしょうか?
餓鬼をはっきりイメージしすぎていませんか?
「良くしたい」と思ったら、「良くなった」ことを想像する
方が有効です。「良くならない」ことを想像していると
良くならない状態が続きます。
もっといいことをイメージしましょう☆
きっといい方に転がり始めると思います。

> しかしながら、田中さんがおっしゃるように、「感謝
> の心の効果」を誰もが知らなければ、どんな策も効力
> はない様です。しかし、、、
> 次々と生まれてくる、この地球の子どもに、そして、
> 大人に、この「感謝の心」を体験的な実感として教え
> るのは、容易なことではないような気がしてます。

これも、そうでしょうか?
日常生活の中で、小さな感謝はたくさん見つけられます。
・晴れたから洗濯物が気持ちよく乾いた。
・雨が降ったから植木に水やりしなくてすんだ。
・犬が吠えてセールスマンを追っ払ってくれた。
・今日一日楽しく過ごすことができた。
 (主婦バージョンでした)
気の持ちようで、いくらでも些細なことに対して感謝
できるようになります。そのことに気付かせてあげて、
習慣づければいいだけだと思います。
「ありがとう」を口に出して言うことから
始めればいいのだと思います。

> この世界は弱肉強食の世界で、少し油断をすると、身
> ぐるみはがされてしまいます。そんな話が中国にあり、
> それを芥川龍之介が「羅生門」に描いていましたね。
> つまり、餓鬼は餓鬼の世界に伝染するようにはびこる。
> 幸運にも生きている間に、餓鬼ではいけないと、それ
> を知っても、その時は、死の直前だったりするのでは
> ないでしょうか。。

弱肉強食の構図が、これまでとは変わってくるのでは
ないか、という気がしています。
これまでとは違う者が弱者になり強者になるような。。。
根拠はありませんが、なんとなく。。。

> 今、私のパソコンの横には、そのルールについての
> メモ書きがあります。いつか投稿しますが、ルール
> とは、サッカーのルールの様に、楽しむためにある
> と私は思っています。しかし、田中さんがおっしゃ
> るように、あくまでも人間が楽しむため。。。
> ですが、もし人間が、この自然環境がなければ楽し
> めないと、自然に感謝して、自然環境もルールに含
> める思考があれば、そのルールもまんざらではない
> と私は思います。(楽天的過ぎますでしょうか・・)

ルールについての投稿お待ちしてます。
「ルールのないルール」がよくわからないので。
人間が自然環境を含めてルールを決めるというのは、
楽天的で、理想的で、大好きです。
そして絶対に必要なことだと思います。
でも、人間が考える自然環境と、自然の「奇蹟」が
ズレていたら意味がありません。
ズレを無くすためには、人間が「考える」のではなく、
「心」で「感じ」なければならないでしょう。
ゲンゴロウさんの周りにそういう人が増えているように、
私の周りにも増えていて、その輪はどんどん広がっています。
きっと、これも「自然の摂理」なのだと思います。

> これは難しいです。それは、人間からみた幸せかも
> しれません。ブタのように、自然界では他の猛獣に
> 食べられる動物は、自分の匂いを消してくれる臭い
> 環境を好むかもしれません。もしかするとですが・・・

いえいえ、それはないでしょう。本来動物はきれい好きで、
体が汚れるのは生死に関わることですから。
養鶏をしている知人は、自分で作った有機野菜やお米の
くずを餌にして、金網で囲って放し飼いにしています。
時々自宅の裏山に放したりするそうですが、
呼ぶと帰ってくるし、家族同然だと言っています。
そこは、金網に鼻をくっつけてクンクンしても、
まったく匂いがしないんですよ。卵も「おいしい」ですし。
そこの鶏は化学物質は一切食べていないし、
好きに歩き回って、ミミズを見つけて食べたりしています。
それと比べて、体の幅の箱に押し込められて、
抗生物質たっぷりの飼料を食べて寝るだけの鶏は
やっぱりかわいそう。
そういう鶏舎って、気絶しそうな臭いです。


−車について−
私の所は田舎なので、足として車は必需品です。
道も、自転車や歩行者には厳しい(危ない)環境で、
路線バスや電車も赤字で廃止される線が多く、
不便になるばかりです。
大きな車に一人で乗って渋滞を作りながら通勤して
いる人には疑問を感じますが、子連れの外出など、
安全性や利便性で、車にかなう物はないのが現状です。
なるべく乗らないようにはしていますが、
車なしの生活は考えられません。
ソーラーや水で走る車が、早くリーズナブルな価格で
市販されるようにならないかと待っています。

15年くらい前ですが、スイスの知人を訪ねた時、
信号待ちの度にエンジンを切るので、ケチなのかと思ったら、
「空気を汚さないために切るのだ」と言っていました。
エコバッグは当たり前で、スーパーのレジ袋は20円くらいで
販売されていて、知らずに手ぶらで行った私がレジ袋を
買ったら、後ろに並んでいた知らないおばさんに
「何でバッグを持ってこないの!」と怒られてしまいました。
町の中の湖は、底が見えるくらい澄んでいるのに、
「水鳥の羽や木の葉が浮いて汚れている」と言うし、
当時日本では環境問題など騒がれていなかった頃なので、
常識というか一般人の認識の違いを、痛感させられました。
それを思い出すたび、日本はあまい、と思います。
15年後の今のスイスがどうなっているか、
どなたかご存知ですか?





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