[BlueSky: 4273] Re:4256 心的生物を食糧にしても差し支えないか?  Re 。IWC


[From] "gengorou" [Date] Tue, 28 May 2002 23:11:30 +0900


田中さん、ゲンゴロウです。はじめまして。

ゲンゴロウ
> > もっと心的な存在である人間、人間自体の存在に関わる
> > 問題なのではないのだろうか。。。
> > ---
> > クジラを捕る状況を考えると、あまりにも悲惨な光景が目
> > に浮かびます。家族や親子で泳ぐ鯨を捕鯨船が追いかけて、
> > 夫の前で妻を、子の前で親に、モリを打ち込む。海は血に
> > 染まり、その中を逃げることもなく他のクジラが泳ぐ。。

田中さん
> 私は、「今更鯨を捕る必要はないのに。他に食べ物は
> たくさんあるんだし。」と、漠然と思っていましたが、
> これを読んだとき、テロや戦争の映像がオーバーラップして
> しまい、ゾッとしました。
> 鯨を捕る瞬間は、戦争と同じ絶望感に満ちたものなのかも
> しれません。

「感」は、感じるセンサーを持っていなければ感じないので、
感じない人には感じないし、感じる人には感じるのだと
思います。感じる感じないに優劣はないのですが、
痛みは誰でも避けたいし、喜びは招きたい。。。
国際的な「感」に、捕鯨が「痛み」を伴えば、問題になるかも
しれません。。

> > 私たちが食糧にする牛や豚には、クジラほどの「情」はな
> > いように思えるのですが、その牛や豚にしても、仲間の前
> > や、子の前で、ヤリで突っついて息の根を止めるような行
> > 為はしていないと思います。出来るだけ安楽死的な殺し方
> > をしているのではないでしょうか。。
>
> 牛や豚、鶏の場合、「殺し方」よりも「育て方」の方が問題だと
> 思います。食肉用に生まれてきたとはいえ、肉にされるまで
> の数年間を、幸せに生きられたかどうかが、肉の「質」に
> かかわってくると思います。

この話しも、面白いですね〜。
一見すると、非科学的ということに感じますが、
実は、科学的なのかもしれません。
自分の環境を幸せでないと考えると、ストレスが溜まりますね。
それを考えると、ストレスが加わった肉はまずいかもしれません。

> 野菜だって、作り手の心の影響を受ける([4200])のですから、
> 動物が影響を受けないわけはないと思いますし、
> 当然、食べる人にも影響すると思います。
>
> 鯨は、少なくとも生きているうちは、幸せだったに違いない。
> 幸せだった鯨を食べたら、さぞ美味しいでしょう。
> でもやはり、死の瞬間の絶望と悲しみは残るでしょうね。

肉の味に「絶望と悲しみ」が加味されてしまうという意味で
しょうか?
率直に言わせていただくと・・その意味だと、、
どうも、「肉が美味しいかまずいか?」の話しに
なってしまうように、私には感じてしまいます。。。。

> >  その知能こそ人間ほどではないにしても、イワシやサバ
> > とクジラは異なる「心的な生物」なのではないでしょうか。
>
> イワシやサバに失礼な気もしますが、クジラほど「心的な生物」
> ではなさそうですね。
> でもイワシやサバだって捕らえられなければ、大海原を自由に
> 泳ぎ一生を全うすることができたはずなので、獲って
> しまったものは無駄なく食べてあげないといけませんね。
> 他者の生命を奪う者の礼儀として。

ごめんなさい。。どうも私の文章読解力がないのか、、
やはり、田中さんのお考えには、
「食べる」という前提があり、その後の「食べ方」の
話しになってしまっているような気がします。。

私の話は、「ゴチソウ様」ではなくて、その前の
「いただきます」をするかしないかの話をしている
ような気がするのですが・・・。
           (違っているかなぁ・・・)

> > 海に血も広がるけど、子を守りながら、逃げまどうクジラ
> > を殺すとき、嘆きも広がるのではないでしょうか。。
> > 私が、懸念することは、このことに加えて、その嘆きや悲
> > しみは、同じ心的な生物である人間にも影響を与えるとい
> > うことです。
> > 心というものは、心ある人々にも広がるようで、なんか、
> > いやな予感がします。。。
> > また、心が不毛だった時代に戻りはしないだろうかと。。
>
> 人間が作り出した悲しみですから、いつか人間に
> 返ってきてもおかしくないですね。
> ゲンゴロウさんのいやな予感が、的中しないといいのですが。
> クジラやイルカは人間の心を癒してくれるのに、
> 人間は傲慢ですね。


昔の日本は、ほんとうに食べる物が少なかったらしいです。
その時のクジラの捕獲は、傲慢だとは思いませんが、
いま、クジラを食べるということは、私にすると、、
ちょっとな〜という感じです。。

私自信が傲慢のカタマリなので、
ほんとは何も言えないのですが・・・
              ゲンゴロウ。。








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