[BlueSky: 4146] Re:4133 水は答えを知っている


[From] "Etsuko Tanaka" [Date] Mon, 13 May 2002 23:28:10 +0900

こんばんは。 田中です。

私もこの本は持っています。
水が言葉を「見る」ことができるか?
私はできると思います。
以前、「嫌いだなあ」と「思った」(声に出していない)だけで、
木を枯らしてしまったという、自身の体験があるからです。

多くの人間が忘れてしまった感覚を、木や水や自然は
持っているのではないでしょうか。
人間が説明の方法を解明していないことが、
まだたくさんあるような気がします。

伊東俊太郎著「一語の辞典 自然」という本に、キリスト教などの
一神教の神の元では、神−人間−自然というはっきりとした階層
ができて、人間と自然は隔絶された関係になり、デカルト以降特に
人間が自然を支配(管理)しようとした、ということが書いてありました。
対照的に多神教の国では、自然の中にたくさんの神々がいて、
人間と一緒に暮らしているから、人と自然は一体だと考えた。

現代では、欧米でも人と自然を結び付けて考えるようになっている
(ネイチャーライティングという分野まであるそうですし)とはいっても、
やはり八百万の神々に親しみを感じる自然観とは、
ちょっと違うような気がします。
逆に日本人が欧米的な感覚に変わってきているような気もします。

宗教と結びつける必要はないけれど、
自然との関わり方を考える時、本来人間も持っていたはずの感覚
を取り戻せればいいのに、と思います。

(このような話題は、危い狂信者と思われそうで心配ですが、
投稿してみました。)




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