[BlueSky: 4007] Re:3999 グリーンコンシューマー


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 17 Mar 2002 13:07:08 +0900

葛貫です。

柴田さんwrote:
> 特に、食の分野で、似非科学番組の出す情報について
> もう少しバランス感覚のあるものを出して欲しいと
> つくづく感じています。

↑のような番組や、健康雑誌の新聞広告を見ると、どんな人が
どの程度の範囲の知識を持って作っているんだろうと、度胸の
良さ(?)に、感心してしまいます。
それで問題が起きた時、法的に責任を問われることがないように、
上手く作ってあるんでしょうね。

最近、「ガルシニア大量摂取で精巣に影響の恐れ 厚労省注意へ」
http://www.asahi.com/national/update/0301/025.html
という記事を見かけました。
どの程度から「大量」というのか、よくわからないのですが、
ガルシニアって、ドラッグストアの広告でよく見かけますよね。

> 食の情報は、環境の情報とつながる部分が多くあります。


食品については、厚生労働省が「特定保健用食品」の表示を始めましたね。
http://www.mhlw.go.jp/topics/0102/tp0221-2.html

各企業は「トクホ」の許可を受けようと動きはじめているようですね。

今のところ許可を受けている食品は、国立研究・栄養研究所のサイトの
「特定保健用食品の表示許可品目一覧」
http://www.nih.go.jp/eiken/sub/list.html に表示されていました。

それにしても、このような保健用食品の需要が増加し、
『「果物もっと食べてね」 消費回復へ知恵しぼる業界』
http://www.asahi.com/life/food/020315c.html
にあるように、野菜や果物等、今迄慣れ親しんできた食材に対する需要が
減っているんですね。

食材に対する漠とした不信感があるからでしょうか。
ここの所、明るみに出た肉類や牡蛎、トマト等に見られた、ラベルの
不正表示等の事例をみると、仕方ないかなと思うのですが。

消費者が、自分が購入する食材の質の判別ができない、
まして、『雪印食品、偽装肉「見破れぬ店に出荷」 社員供述』
http://www.asahi.com/national/update/0308/019.html
なんてこともなされているとしたら、ラベルに書かれているもの
に払っている差額って、何なんでしょうね。

> これらの一方的な情報を、消費者は検証することなく鵜呑みにして
> しまいがちです。> 「モノの購入を通じて、企業や社会の環境志向を強めさせ、
> 変革することにつなげたい」というグリーンコンシューマー的な
> 見方からすると、なんとかしたい現実ですね。

科学的なデータを提示していても、そのデータには、情報発信者
のフィルターがかかっているわけで、もう少し、大きな視野から
評価を下せる判断力をつけなければならないのでしょうね。

個々人がその力を養うことを期待しつつ、生活に関わるのもの
一つ一つすべてに対して、この検証を行っていたら、それだけで
一生暮れてしまいそうな気もします (^^; 。

すごくおぼろげな記憶で、申し訳ないのですが、どこか国(米国?)
には、それなりの調査研究施設を備え、福祉や環境の改善のために
出資者を募り、株式投資する団体があり、それが、市場に影響力を
持ちはじめている、というようなニュースを小耳にはさんだことが
あります。
# 詳しい方がいらしたら、御教示下さい。

差し迫って使う当てのないお金を、目先の利益重視で、市場に振り
回される証券会社・投資信託会社等に託す他に、自分達が望む方向
へ市場を繰る(?)可能性がある場へ託す選択肢が増えたらいいで
すね。
# 元本割れが生じない程度の実力をつけなければ、拙いけれど。




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