[BlueSky: 398] 雑感: Re379,390,---&392


[From] "kurita siro" [Date] Wed, 11 Aug 1999 06:14:37 +0900

おはようございます。識粛安@です。
風が少々ありますが、今日もすばらしい青空が期待できそうです。
楽しく拝読しています。ボケ始めた脳にはよく効くようです。

<Kuzunuki さん 379>
>今の日本で子供を持つことに関して、それほど強烈な社会的な制約があるでしょう
か。
>それに、社会というものは、その社会の構成員の意志、あるいは、意志のなさ、い
い加減さ
>等々が集積されてできているもので、「個人 対 社会」という明確な対立がある
のでしょうか。
>個人のあり方が社会に反映している部分もあるとは、考えられないでしょうか。

そうですね。現代の日本という環境下では、社会的な制約というより、個々人の内的
な制約が効いているように思えます。そして、その制約の質がカップル(雌雄)間で
かなり違っていたりして、なかなかやかいです。かっては、我が子を核戦争の惨禍に
あわせるのは忍びない、などという規制もあったそうですが、つまるところ、親個体
にとっての快適の基準をどこに置くかということでしょうか。
ヒトがほぼ家畜(食肉、搾乳などの目的で柵に囲まれて管理されている)的な存在に
なってることと無縁ではないように思えます。

<Sagawa さん 370>
>70年代の少子化は、兄弟姉妹が多くて放っておかれたという疎外感を胸に秘めて
>いた親たちが、自分自身は子供を少なく産んで大切に育てようとしたためではない
>か。
>90年代の少子化は、そして実際にそうすることによって大事に過保護に育てれら

>子どもが、自分が子供を持つことに対して臆病になってしまっているのではないか
>と。 
>私はそんな印象を持っているのですがみなさんはどう思われますか。

Sagawa さんのおもちのこの印象も、上に書いたこととかかわっていると思います。


<GENGOROU さん 392>
>私,動物園大好きなのです。猿が一番すきです。
>猿の種類によっては「餌なんていらねえ」などというプライドが
>あったり,騒ぐ私をぜんぜん見ようとしないのに,私がそっぽを向くと
>私を観察している猿がいたりして面白いです。
>オラウータンなどはキョトンとした目をしていてとても愛情が深そう
>ですね。人間より好きです。
>日本ザルは人間の理性を取ったら,まさにあれだなと感じながら見て
>います。機関銃や手榴弾を持たせたら,ガンガン使いそうです。

まったく同感です。
先日、DEWAAL & LANTING,1997, BONOBO−THE FORGOTTENAPE, Univ. Callifornia
Press を手に入れたのですが、あれはなんと申しましょうか、もうほとんどヒトです
ね。

>よく,馬や人を使うのが,道具の延長だといいますが,
>その通りだと思います。道具の使用は,人間の精神が肉体を離れ始
>めた頃,手が脳の道具になり,手にした物も道具になったと
>思います。なので,脳までも道具にしてしまったのだと思います。
>脳が足りなくなると,演算装置も記憶装置も作ってしまって,
>やがて,思考する装置も作って,人間は眠ろうとしているようです。

頭蓋骨におさっまた脳が道具だとは思えませが、確かにヒトは体外に非細胞構造のも
う一つの脳(PC)を手に入れたようですね。
はじめのころ、私の脳はブラックボックスのPCを信じようとせず、異物として排除し
たがりましたが、いまではかなり馴染んで大脳皮質の一部のようになってきました。
なんだか怖い〜〜〜

では-----
shisuan@msf.biglobe.ne.jp




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