[BlueSky: 3966] 満月 & 教育の多様化


[From] "suka" [Date] Wed, 27 Feb 2002 19:56:38 +0900

葛貫さん 野池さん 大倉さん 佐藤@ミシガンさん みなさん

    須賀です。

葛貫さん:
> 先程、雨戸を閉めようと空を見上げたら、明るい月がでていました。

> 私が住んでおります神奈川県央は、空の半分ほど、雲が覆って
> おりますが、皆様のところはどうでしょう。

きょうはまだみていないのですが、きのうは夜おそく職場を
出ると、くらやみを覚悟していたのに地上も空も異様なまで
にあかるく、みあげると頭上に大きな満月が輝いていました。
雪ののこる地上はあおじろく、月はきいろみをおびて、この
うすあかりがあの天体からきたとは信じにくいほどでした。

僕の職場は標高1000mの高原のカラマツ林のなかにあるの
で、夜中には月齢によってあかるさがぜんぜんちがいます。
新月のときには雪のうえをあるいていてもほとんどなにも
みえないほどですが、それでも星のかがやきにはなにか
うたれます。そうして満点の星空をながめる時間が人間の
こころの世界の大きな部分をかたちづくった時代がかつて
あったし、今もそんな土地が地球のうえに大きくひろがって
いるんだと思いだすことがあります。

佐藤さん、大倉さん、とても興味をそそられるレポートを
どうもありがとうございます。

佐藤さんのお話を拝読して、なにか「大学」という概念そのも
のが別なものにかわるような感じがして、元気がでました。

大倉さんの大学、ご紹介いただいたホームページはいま
接続しにくくなっているようで、まだみていないのですが、
「昼夜開講、社会人枠あり、土曜・日曜開講も実施」
というのはすばらしいですね。いまの仕事でもいろいろと
前例のないことがいっぱいでてきて毎日がこれ勉強と
いう感じなのですが、それだけに自分をもっとふかく
たがやしたいと思うことがあります。いろいろおしえて
ください。

> 須賀:
> > その「サロン」が発展してNGOになり、共感する
> > ひとたちから施設や資金の提供があって大学に
> > なる。

葛貫さん:
> これ、大学にはせずに、大学の旧(現?)勢力と競合関係に
> あるものに仕立てられたら、面白いだろうなと思いました。

そうですか。僕はまだなにか葛貫さんの思いをすくいとれて
いないのでしょうね。僕は「大学」ということばにはあんまり
こだわりがなくて、なかみさえあればいいや、とわりと気楽に
考えていたのでした。僕のイメージした「設立」のしかたでも、
結果的には結構いまある日本の多くの大学とは競合する
かたちになるんじゃないかな、くらいのつもりで書いていたん
です。そういうパワフルなコミュニティーが多様なかたちで
社会のなかに散在していて、その気があれば自由にそこを
出入りしたりわたりあるいたりして自分の潜在力をふかめる
ことができる。そのための施設や資金が提供される社会と
いうのはいいなあ、と。

もちろん、インターネットの利点というものもあるし、その利点
のなかにはまだ僕たちがためしきれていないものもあるかも
しれない。そして「大学」という制度的なかたちにあえてアンチ
をとなえるかたちで施設や資金をつかって学びあう場をつくる
ことにも、何かこれまで考えられてこなかった可能性があるかも
しれませんね。ただ僕にはまだそのイメージがつかみきれて
いないようです。

もし何かヒントがあればまたおしえてくださいね。

それではまた。

   須賀 丈(Suka Takeshi)


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