[BlueSky: 3827] 組み換え遺伝子の流出


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Fri, 30 Nov 2001 15:23:55 +0900

こんにちは、葛貫です。

「やはり」というより、「物証をつかみ、公表できる段階まで
きてるのね」という感じなのですが、

「野生トウモロコシから組み換え遺伝子 自然界を汚染か」
http://www.asahi.com/science/news/K2001112903061.html
という記事が今朝の朝日新聞に載りました。

ソースは、昨日のNature
Nature 414, 541 - 543 (2001)
Transgenic DNA introgressed into traditional maize landraces
in Oaxaca, Mexico
DAVID QUIST AND IGNACIO H. CHAPELA

http://www.natureasia.com/japan/nature/highlights/index.html.ja?#item7
で和文抄録が読めます。(登録が必要)

「我々の研究結果は、商業用に栽培されたトウモロコシから在来種
のトウモロコシへ遺伝子が大量に流出していることを示すものだ」

花粉はどの位の範囲まで飛散し得るのでしょう?
風に乗ったり、人や渡り鳥にくっついて世界中に運ばれてしまう
ものなのでしょうか。
花粉の寿命(受粉可能な期間)ってどの位なのでしょう?

気温、降水量等、自然環境自体が変化してきてしまっているから、
何かあったときに、もとに戻せば何とかなるというものではない
けれど、大量生産された種子が出まわる以前に、ある地域で栽培
されていた作物や野生種の種子は、何処かで復活可能なかたちで
保存されているのでしょうか。


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