葛貫です。
松尾さん:
> 確かに環境のことを考えれば、再利用するべきだと思います。
> しかし、感染の問題や実験の精度を考えると使い捨ての方が良いです。
> プリオンの実験をするなら、使い捨てじゃないと大変でしょうね。
そうですね。
【3702】を拝読した時も「あっ、そうか」と思ったのですが、
一つのことに焦点を絞ってしまうと、全体が見えなくなって
しまう。何とかして全体を見渡して評価できるバランス感覚
を身につけたいものだと思いました m(_ _)m 。
中澤さん:
> 食べられる側の防御として毒物を生産する可能性
> は普通にあり,寄生体が宿主からリソースを奪って増殖するというニッチ
> をもっている以上,多くの種類の宿主に感染できることは寄生体にとって
> 適応的なので,食物経由で何かの毒物や寄生体が入り込んでくることは
> 動物の宿命ともいえます。
寄生体が宿主を食い尽くしてしまったら寄生体自身も存続できなく
くなるわけで、両者の間には何処かに平衡点が存在する。生物は
そういうせめぎ合いの中で、自身や行動様式を変化させながら、
生きてきたんだよ、と言われれば、それはそうだ、と思います。
異常プリオンの拡散が人為が原因で起きたことだと思うと、落ち
着きが悪い気分になるのですが、そうした人為も、ひとつの自然
の成り行きなのかもしれません。
「変化を予見し、変化が構成者の存続を脅かさない程度の物に
なるようガイドする」というのは、夢のような話で、後手、
後手にまわり、あたふたし続けるしかないのかな。
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