[BlueSky: 3678] Re:3676 シカに伝染病


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 2 Oct 2001 18:34:52 +0900

葛貫です。

小宮さんwrote:
> 日本で騒ぎになっている狂牛病ですが、アメリカでは同種の
> 伝染病がシカに広がっているということです。
・・・中略失礼・・・
> 野生の
> シカに広まっているとしたら、本当にわけがわからないですけど。

狂牛病や人のクロイツフェルト・ヤコブ病 (nvCJD)に関しては

<識者に聞く>狂牛病のナゾ なぜ牛に伝染、肉骨粉が元凶
山内一也・東大名誉教授
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt15/20010930eimi149030.html

狂牛病の正しい知識 
http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

人獣共通感染症(Zoonosis)連続講座http://www.primate.gr.jp/yamanouchi/index.html

等に、詳しい説明が載っていました。

米国のシカにどのようにスポンジ状脳症が広まったのかは、
わからないのですが、プリオンは、133℃以上で、3気圧20分間、
加熱加圧処理することにより分解される、酸やアルカリに対し
ても安定な物質だそうです。種の壁がどの辺りにあるのかは、
さだかではない。

今朝の朝日新聞の社会面http://www.asahi.com/paper/national.html 
に「肉骨粉禁止に業界反発」という記事がありました。
#サイトで読めるのは、今日だけかな?

肉骨粉の使用禁止が長引けば、産業廃棄物として処理しなければ
ならなくなる可能性もあるわけで、いい加減に廃棄されたら野生
動物への影響も心配ですし、水源近くに廃棄でもされたら、
それこそ吐き気がするような事態に陥るんじゃないかなと思います。
浮き足立ったその場凌ぎの対策ではなく、物の流れをきちんと
おさえるチェック機能を持った対策をたててほしいです。

東海村で臨界事故が起きたときも思ったのですが、所謂、管理者
だけではなく、餌屋さん、畜産農家、屠殺業社、精肉業社、それを
引き取る業社等々、現場に携わる者が、自分が扱っているものが、
どんな鬱陶しい結果を引き起こす「物質」を含んでいる可能性が
あるのか、きちんと自覚しないと拙いですよね。







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