[BlueSky: 3560] Re:3558,3555 発効しなくても削減は出来る


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 29 Jul 2001 12:41:19 +0900

こんにちは、葛貫@神奈川です。

ここ2、3日、30℃をわる涼しいお出かけ日和が続き、他の子供達は
お父さんと出かけて行きました。私は、夏バテした末っ子とムーミン
のビデオを見ながら、お留守番です。
#トーベ・ヤンソンさん、亡くなってしまったんですね。
#スナフキンとミイが異父兄弟だったことを最近知りました。

太田さん:
> ただいまイタリアから帰ってきたところです。
> 一連の反グローバリゼーションデモについて興味があり、
> サミットの前後20日間ほど、ジェノバに滞在していました。

現地にいらっしゃり、その場の空気を味わってこられた方のお話を
うかがえるなんて、MLの真骨頂というか、幸いなことですね。
ありがとうございます。

> Bluck Blockというアナーキストのなかでも過激派の若者たちが、ほとんどの騒ぎを
> 起こした
> と聞いています。

> 特定の思想・主張をもっているわけではなく、ただ騒ぎたいだけだと
> 他のNGOからも非難を浴びています。
> 実際に彼らの暴力行為で、NGO=反グローバリゼーション=暴力という
> イメージは更に強くなったのではないでしょうか。

> 血まみれの惨状にはならなかったのですが、
> 平和的デモを信奉していた参加者は大きなショックを受けていました。

> しかし、テレビは過激な絵を欲しがり、平和的手段に訴える団体には見向きもしな
> かったのも現実です。

人が密集しているところでは、ちょっとしたきっかけが、制御できない
雪崩れのような騒ぎに発展してしまうかもしれない、怖いですね。
その「きっかけ」を、計画的につくる者がいて、また、それを狙って
報道する者がいる。そんなゲームにはかかわりたくないな、と思います。

熱意を持つのはいい、でも、熱狂しちゃいけないですよね。

前にも書いたのですが、結局、環境問題も含めて社会的な問題は、
http://www.affrc.go.jp:8001/dgc/DGCboard/messagesJ/535.html
http://www.affrc.go.jp:8001/dgc/DGCboard/messagesJ/537.html
で、秦野さんが仰しゃった

「どちらのユートピアに行けばよいのか(あるいはどちらにも
行かないか)は、科学的 に決定することはできない。科学的な
事実があるとすれば、すでに結果は決まっているはずで、なにも
口角沫を飛ばして論争する必要はない。
意志決定のよすがとするものを持たず、つまるところ好みにより
選択し、結果を待って、後づけの解説をすることしか成し得ない。」

が的を射ていて、これ以上、もう何も言うことないんじゃない
と思います。

「正しさ」の保証のない虚空に投げ出されたような心許なさの中で、
ある程度コントロールが効く状態で明日を作っていくためには、
「コペルニクス的エコ宣言」(川辺書林)の「生物多様性の保全 
ローカルな視点とグローバルな視点」に須賀さんが書かれた
「当事者が情報を公平に受けとることができるような社会的な仕組み
の構築、わかりやすい言葉を使っての説明、理解力を持つ個人の育成、
住民の意思の行政への反映」が、とても大切なことだと思われました。

遠藤さん、こんにちは。

私は、どのような外面的なポーズを取っていても、人がすることは
自分の欲求を満たすため以外の何ものでもないと思っています。
#満たしたい欲求が生存欲求、安全への欲求、所属と愛の欲求、評価・
#承認欲求、自己実現欲求のどれかによって、体裁の良さはかわって
#くるでしょうけれど。
「自己満足のメールは送るな」なんてのたまう人は、本当の意味で
自己責任を取ることができるのかな。

左様ご尤ものことしか言えなくて、自分でも可笑しく哀しいのですが、
ある人の「本当」は、言っていることじゃなくて、日常的にしている
ことや、身近につくり出している世界・人間関係に現われているのだ
と思います。変にストイックになると、結果として、溜め込んだ歪みを
爆発させることになりそうなので、身にあったことをしたいなと思って
います。インターネットは、自分の身にあったグループと出逢うために
とても役に立つもので、私はその幸運に出逢えました。

では。







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