[BlueSky: 3520] Re:3517 オオタカと裸地税


[From] Sawaguchi Yuji [Date] Thu, 05 Jul 2001 13:21:26 +0900

澤口@一升金です。

Kimio OTSUKAさんの<200107040505.AA00426@nora.inst.i-mde.tmd.ac.jp>から
> ただ、山林の固定資産税はもともと安いので、どの程度の効果がある
>のかはよく分かりません。また、山林を開放していなくても、生物の多
>様性を守るとか、さらに言えば放置して荒れさせたりしないといった公
>共性の高い管理はいろいろあり得るので線引きは難しいかな、と思って
>います。
> 澤口@一升金さんはどう思われます?
もともと、土地課税というのは土地の経済的収益の未来価値に着目してな
されるものですから、環境保全という観点からは税によるコントロールに
はなじまないのではないかと言う気もします。
うちのあたりは急傾地なので保安林以外の使い道はないわけですが。雪が
深いので造林地としても使えません。
もうちょっとNPO優遇税制の形ができてくれば、例えばNPO法人がそ
の林地を証券化して、地主は土地の利用権、立木権をNPO法人に委託す
る代わりに法人から年金を受け取る、とかできそうですが。
林業が経済的にペイしない、というのは全国物流を考えるからで、消費者
のほうで取りに来る、すなわち入会地みたいな感覚では日本の林の生産性
は十分管理コストに見合ったものができると思います。
ま、たとえば烏骨鶏を50羽も自然養鶏すれば1haそこらの林の管理費
用など湧いて出てくるのではないかと。


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