[BlueSky: 3501] Re:3500 オオタカの親子を発見


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Thu, 28 Jun 2001 10:37:57 +0900

葛貫です。

澤口@一升金さんwrote:
> オオタカは行動範囲が広いですから、その雑木林の保護だけの話で
> はすみません。うまいタイミングで行政をひきずり込まないと。
> 町の特別天然記念物とかなんとか。

そうですね。
何処だか忘れてしまったのですが、オオタカがらみのインチキ・
アセスメントに行政が荷担したところがあったのを思い出して
しまったので、【3498】のような書き方をしてしまいました。

「保護運動」というと、企業とか、行政とか、それに含まれる
一人一人の顔が見えないような敵というか、加害者を設定して
戦うというシナリオで盛り上げることが多いような印象があり、
何か、好きになれないです。
#敢えて、そのような戦略をとる必要がある時もあるとも思われ、
#懐手して眺めているよりマシと言われたら、返す言葉もありま
#せんが。

もっと、他のシナリオがないのかな、と思います。

「クオリア・マガジン」というメールマガジン
http://www.qualia-manifesto.com/qualia-mystery.html を
読ませて戴いているのですが、その中で紹介されていた
「クオリア日記」http://www65.tcup.com/6519/kenmogi.html 
の中に「ゼフィルスの林を抜けて」という話がありました。
このような情や理の動きを辿って形作られた保全への関心は、
違う「かたち」をとり得るのかもしれない、と思いました。
#「スズメと椿」とか、「おびただしき」という話もきれいでした。
#寺田寅彦の随筆集を思い出してしまいました。

もう20年も前の話で、社会的な状況が全く違い、立地条件も
良かったのだと思うのですが、知床のトラスト運動は、斜里町の
町役場の方と自然保護協会の連携がとても良かった。お会いした
行政関係者も、本当に好きで関っているような印象を受けました。
#第1回の自然教室に、ほんのちょっと関っただけで、詳しい
#ことは知らないのですが・・・・。

澤口さんが仰しゃる「行政をひきずり込む」は、小宮さんが
【3495】で紹介して下さった「4つの社会・経済シナリオ」の
「B2:新地域自立シナリオ」とも関ってくるように思われました。

では。




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