[BlueSky: 3491] 小さな出来事


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 26 Jun 2001 10:33:31 +0900

こんにちは、葛貫です。

昨日は、家からそう遠くないところで傷害事件が起り、
逃走した犯人が、なかなかつかまらず、大騒ぎでした。
丁度、下校途中の女の子にちょっかいを出そうとする変な
おじさんやおじいさんが徘徊しているので、保護者が順番に
巡回しようという取り決めをしていた時に起きた事件でした。

その地域の3校の小学校では、高学年の6時間目を切り上げて、
教師が付き添い、下級生と一緒に集団下校させたり、親が学校
へ迎に行ったり、明日の朝の登校には各登校班に一人保護者が
付き添うように連絡が入ったり・・・・・。

傷害事件を起した犯人は、夕方、隣の市でつかまったのですが、
要するに他人事だった不安が、現実に迫ってきた一日でした。

何かその事件についてコメントが載っているだろうと、地方版
の新聞やネットで検索したのですが何も見当たらず、「私達は
大騒ぎしたけれど、ニュース・バリューのない、何処にでも
あるような小さな出来事だったんだね。」という話になりました。

その犯人の動機が何だったのかはわからない、でも、これから
「構造改革」により、失業率が高くなったり、憤懣やる方ない
思いが募る人が増え、抑えがきかなくなってくると、理不尽な
事件が増えきてしまうのかな、と思いました。

昨日のテレビ番組表のバラエティ番組の欄に、小田和正さんが
「夜空ノムコウ」を歌うと書かれてるのを見て、「あの声で歌
われたら、切なくて涙出ちゃうよね。」と娘が言っていました。
信じるに値するものが見当たらない、探しても見つからない場合
は創り出さなきゃいけない、そんな時代を、この子たちは生き
てゆくことになるんだな、と思いました。

安井至さんのサイトに、「未来予測楽観派悲観派」という見解が
アップされていました。
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/EnvOutlook.htm
どのように算出されたものか予測の過程は書かれていないのですが、
「病因を除くことには成功しました。でも、患者さんは亡くなったわ。」
なんてことがない変化が企画されることを切望します。

「翻弄される構成者の見る夢は常に変化を予見し、変化が構成者
の存続を脅かさない程度の物に成るようガイドすることです。」
夢を言葉で表現することは、その実現へ向かう初めの一歩なのだ
と思われます。この夢のために、何ができるのかな。>横山さま




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