尼崎市の一ノ瀬です。
小宮さん#3419＜
カリフォルニアの例では、
・・・・・・
住民は自分の地区の郵便番号を入力して、凶悪な性犯罪者がいないかどうかチ
ェックする、というシステムのようです。
＞
既に指摘したように、特に前科を持つ者の場合、わざわざ自分が住んでいる地
域を選んで同種の犯罪を犯すとは、考えにくい事です。
カリフォルニアの場合、引っ越してきた隣人が犯人でしかも再犯だった、事例
がきっかけとなって、この制度が導入されたそうですが、それが例外的な事例で
あれば、実際の効果は”気休め”の域を出ないと思われます。
日本の場合はどうなのか。私達が抱えている問題点は何なのか、を考えた上で
対策を考えねば、真の解決には役立ちません。
社会背景も犯罪発生率も発生状況も、全く違っているカリフォルニアで実施さ
れているからと行って、それを日本に持ち込むことには、合理性を見いだせませ
ん。
#3419＜
中央大学 渥美教授：
「米国では、『性に対する尊厳への罪』、すなわち性犯罪は、言論の自由や犯罪
者の人権保護の対象外にあるという判例が定着しており、カリフォルニア州の情
報公開も、こうした判例に基づいて導入されている。
＞
この教授のコメントの意味は、つまり、「個人の性犯罪歴を公開しても、人権
侵害には当たらない」と言う意味ですね。
これは当然であって、そういう判例が定着していなければ、犯歴は公開できま
せん。
犯歴公開と整合性を取るために、アメリカではそういう判決が定着したと言う
ことであって、「個人の性犯罪歴を公開しても、人権侵害には当たらない」事が
普遍的な真実であることは、意味していないと思います。
日本ではどうすべきなのか、私達自身の頭で考えて判断する必要があるでしょ
う。
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