[BlueSky: 3422] Re:3413 中国の自家用車問題


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Fri, 8 Jun 2001 11:51:32 +0900

葛貫です。

> そういうきびしいせめぎあいのなかに、ひとりひとりの
> 幸福も、この社会の未来への選択も、ひとしくおかれて
> いるのではないでしょうか。

トキが7羽残っていた頃のものですから大部前の詩なのですが、
さだまさしの「夢の轍」というアルバムの中の「前夜 桃花鳥」
という曲を思い出しました。

前夜 桃花鳥

桃花鳥(トキ)が七羽に減ってしまったと、
新聞の片隅に
写りの良くない写真を添えた記事がにある
ニッポニア・ニッポンという名の
美しい鳥が、たぶん
僕等の生きているうちに
この世から姿を消して行く

わかっているそんな事は、たぶん、
ちいさな出来事 それより
君にはむしろ明日の僕達の
献立の事が気がかり

I'm all right, I'm all right
それに、僕は君を愛している
それさえ間違わなければ

・・・中略・・・

どこかの国で戦さが起きたと
テレビのニュースが言う
子供が実写フィルムをみて
歓声をあげてる
皆他人事みたいな顔で、
人が死ぬ場面を見てる
怖いねと振り返れば、
番組はもう笑いに変わってた

わかっているそんなことは たぶん
ちいさな出来事 それより
僕等はむしろこの狭い部屋の
平和で手一杯だもの

I'm all right, I'm all right
そうとも、それだけで、十分に
僕等は忙し過ぎる

桃花鳥が七羽に減ってしまったと
新聞の片隅に・・・・

(時の流れに さだまさし 文春文庫p308-309)


「瞬発力はあるけれど、持久力はない」という在り方ではなく、
生活人としてできることって何なのだろう、と思いました。

「中国環境報告 都市の62パーセントで酸性雨 
対策遅れの8万4000社閉鎖(西日本新聞)」
http://news.yahoo.co.jp/headlines/nnp/010606/loc_news/10450000_nnpnws023.html

という記事を読むと、中国の都市生活者の自家用車の需要増加は、
深刻な問題だと思われます。季節によっては、日本の大気にも影響が
出てくるわけで、他人事じゃない。
でも、【3390】に小宮さんが書いていらしたように、
> いろいろ思うことはあるんですが、中国の人から見たら、「今まで先進国が
> やってきたことだから、当然自分達にも権利がある」ってなるんでしょうね。
> で、そう言われたら、なにも言い返せない…。

日本に住んでいる私に何ができるかと考えると、質の悪い車を輸出
しようとしている業社の関連製品を買わないとか、燃料の脱硫や
脱窒に力を入れている業社の関連製品を買うようにするということ
なのかなと思います。

ディーゼル車の代替燃料にもなり得る、窒素酸化物などの排出量が
少なく、ススなどの粒子状物質も発生させないジエチルエーテル
の天然ガスからの合成が商業的に検討されているようですね。
以前、話題になったガイアックスもガソリンより環境負荷の小さな
燃料であったように記憶します(間違っていたらご指摘下さい)。
ISO14000シリーズによる評価が、実生活に定着・反映されるように
なるといいなと思います。




▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。