須賀さん、松本さん、
小宮です。
須賀さん：
> 「犯罪の数」はそうした労力の配分そのものによっても
> 決まる部分がある程度はあるのではないでしょうか。
労力の配分で決まってくる部分というと、例えば恐喝や強盗
などは、不景気になると増えるので、景気対策の費用や社会
福祉費の増減にかなり左右されるんでしょうね。警察に
どれだけパワーを投入するか（警察が、犯罪抑止にどれだけ
力をいれるか）も、犯罪率の増減に影響してくると思います。
今は財政難ですから、社会福祉費や、公共サービス（警察）
は削減される方向にあります。景気も悪くて失業者も今後
もっと増えるでしょうから、犯罪も増える方向になるのでは
ないでしょうか。そうなれば、より少ないコストで、効果的に
犯罪を抑止、削減する方法が必要になってくると思います。
＃余談ですが、ある本に、一般市民の銃の保持の認可は、
強盗をするためのコストを引き上げるので、犯罪抑止効果が
高くなる、ということが書かれてました。本当でしょうかね？
> 個々の人間や組織がもっているエネルギーは無限では
> ない。そのなかで何にどれだけ配分するかというのは、
> 大きな決断です。この話題よりももっとせまい意味での
> 「環境」へのとりくみの成果も、そうした配分のあり方から
> 無関係ではいられない。
>
> そういうきびしいせめぎあいのなかに、ひとりひとりの
> 幸福も、この社会の未来への選択も、ひとしくおかれて
> いるのではないでしょうか。
そういう意味では、何にどれだけエネルギーを配分するか
というのは重要な問題なのでしょうね。もちろん環境問題
解決においても、配分の問題というのは重要なのだと
思います。より効果があって、しかも全員が納得する配分
方法が必要なのでしょうけど。
松本さん：
> しかし、犯罪被害者にならないことを目的とする自衛手段としては
> そのような情報が公開されることは賛成です。
> これは会社設立、倒産を繰り返す詐欺常習や
> 公金横領を犯した元公務員、元警察官なども
> 暴力的な犯罪以外の行為から順じ進めてほしいです。
> 被害者数からいうとこちらのほうが圧倒的に多く
> 加害者の社会的立場や経済力からいって
> 被害者の泣き寝入りになる可能性が高いと思うからです。
確かにこれらの犯罪も許せませんね。最近は多いですもんね−
（本当に多くなっているのかどうかは分かりませんが）。
> これも個人的な感想ですが
> 自衛手段としての銃の所持等が許可されない限りは
> 安易な暴力犯罪者（性的なものも、そうでないものも）の公開は
> 危険ではないでしょうか。
> 警察や警備会社に対応してもらえる例は幸運で
> 大多数の市民は自衛手段をとらざるを得ないはずだと
> 思うからです。
なるほど、そうかもしれないですね。しかし、まあ公開
しないよりは公開したほうが、まだ自衛の手段もとれる
のではないでしょうか。夜その近辺を出歩かないとか、
個人的に友達にならないようにするとか。本当に改心
しようとしている人にとってはかわいそうかもしれませんが、
それだけリスクの高い犯罪だということが一般的に認識
されるようになれば、抑止効果もあがるかもしれません。
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